国立仙台高専 Q&A

  1. 高専とはどんな学校ですか。
  2. 高専の教育の特色は何ですか。
  3. 高専と専門学校、高等専修学校とはどう違いますか。
  4. 高専の専攻科とはどういうものですか。
  5. 高専専攻科と大学との違いは何ですか。
  6. 国立仙台高専の学科構成の特色はどういうところがありますか。
  7. 高専の高度化再編というのは何のことですか。
  8. 卒業後の進路のことを知りたいのですが。
  9. 課外活動は盛んですか。
  10. 女子学生の割合はどのくらいでしょうか。
  11. 留年が多いというのは本当ですか。
  12. 高専にはどのような人が向いていますか。
  13. 中学校卒業の段階で進路を理系・工学系に決めてしまうのが不安なのですが。
  14. 学費負担や奨学金制度について教えてください。
  15. 学校の授業や校舎を見学したいのですが。


1. 高専とはどんな学校ですか。

高専は高度な技術者を養成する国立の高等教育機関です。
中学校卒業生を受け入れる修業年限5年(商船に関する学科にあっては5年6月)の、職業人として必要な教養・専門知識・技術を教授する学校です。
部活動が盛んです。運動部、文化部、愛好会等があり、全国規模の大会も毎年開催されています。
就職率は男女とも100%が続いています。
高専を卒業すると、準学士と称することができます。

▲Q&Aへ戻る

2. 高専の教育の特色は何ですか。

高専は5年間の一貫教育を特色とする理工系の学校です。
思考・発想・考え方の柔軟な15歳という若い時期から工学の基礎を学び、創造性を育成する教育機関です。
教養科目から、職業に必要な専門知識・技術までを身につけることが出来ます。
大学工学部卒業程度の専門知識を得ることが出来ます。
教養科目と専門科目を、バランスよく1年時から5年時までにくさび形に配当し、学年が上がるに従って専門科目の比率が大きくなるように教育課程が組まれています。
講義・演習・実験を循環的に繰り返しながら理解を深め、基礎から高度な応用に至るスパイラル教育が特徴です。
長期・分散型インターンシップ教育を推進しています。学科第4学年次に1~2週間の校外実習を、学科第5学年次に3~6ヶ月の長期インターンシップ、専 攻科1年次に2ヶ月のインターンシップを設定し、職業人としての意識形成、職業現場での問題発見・課題解決の実体験、具体的な解決の提案と実行体験を積む ことが出来ます。

▲Q&Aへ戻る

3. 高専と専門学校、高等専修学校とはどう違いますか。

高専は大学と同じ高等教育機関です。
高専(高等専門学校)と専修学校(専門学校、高等専修学校など)とは名前が似ていますが、法制上は、はっきりと区別されています。 高専は大学、短大(短期大学)と同じ高等教育機関で、その設置目的も大学等と一緒に定められています。
高等学校や専修学校で教育を受ける者は生徒と呼ばれますが、高専で教育を受ける者は、大学と同じく学生と呼ばれます。(学校教育法)

▲Q&Aへ戻る

4. 高専の専攻科とはどういうものですか。

高専5年間の教育課程の上に、さらに2年間の大学3,4年に相当する課程として設置されたものです。 専攻科を修了し、学位授与機構の審査に合格すれば、学士の学位を取得することができます。 専攻科修了後は、高度な技術者として就職、あるいは専門を深めるための大学院修士課程進学の道を選ぶことができます。

▲Q&Aへ戻る

5. 高専専攻科と大学との違いは何ですか。

学位としては大学工学部卒業と同じ「学士(工学)」ですが、教育課程に大きな違いがあります。 高専は高度な職業人(技術者)を養成する学校であり、教育課程では、大学の1~2年次に相当する高専学科4~5年次に既に卒業研究を行い、基本的な課題発見・解決能力を養っているという特徴を持っています。 さらに専攻科においては、学科で身につけた技術者の基盤となる工学専門能力をさらに高めるだけでなく、工学の他の分野の知識と融合させて、実務での問題を解決できる能力を伸ばすことができるようになっています。 この点が大学の教育課程とは大きく異なる点になります。 さらに、専攻科においても教養科目は重要とされており、高専学科5年間と専攻科の2年間で、大学卒業生に負けない教養を得ることができます。

▲Q&Aへ戻る

6. 国立仙台高専の学科構成の特色はどういうところがありますか。

幅広いものづくりに関する学科で構成される名取キャンパスと、高度な情報電子分野の学科で構成される広瀬キャンパスを一つの高専として持っているのが、国立仙台高専の特色になります。 二つのキャンパスの異なる歴史・校風・文化という多様性から、豊かな個性と、困難に立ち向かっていく強い意思、高い能力を育むことができる環境が生まれていきます。

▲Q&Aへ戻る

7. 高専の高度化再編というのは何のことですか。

異なる特徴・強みを有する複数高専の教育研究資源を結集し、特色を持った新しいモデルの高専を創設することです。内容は次の3点になります。

1. 社会や産業構造の変化に対応した準学士課程の学科再編と教育の充実
2. 高度な人材養成ニーズに応える専攻科の拡充
3. 地域社会や広域での連携機能の強化

▲Q&Aへ戻る

8. 卒業後の進路のことを知りたいのですが。

卒業生の約半数が就職します。求人倍率は10~30倍です。
約半数は進学します。進学先は高専専攻科あるいは大学3年次編入となります。
国立高専は全て専攻科を設置しており、大学学部卒以上の課題設定・問題発見・解決能力を身につけることが出来ます。
編入学できる大学は国立大学の全ての工学部のほかに、国立・公立・私立の文化系、教育系、芸術系の大学でも編入できる大学があります。

▲Q&Aへ戻る

9. 課外活動は盛んですか。

運動部、文化部、愛好会、そして学生会執行部が活動しています。
運動部の大会は、各地区(北海道、東北、関東信越、東海、北陸、近畿、中国、四国、九州)で開催される地区大会と全国大会があり、全国大会では15種目 の競技が開催されます。多くの競技では女子競技も同時に開催されます。また地域の高校との新人戦、高体連、高野連などへも参加しています。大学リーグに参 加している運動部もあります。国体に出場する選手もいます。
文化部は各地区での高専間の交流や地域の高校との交流、高文連への参加などがあります。
学生会執行部は学生会活動(運動部・文化部・愛好会などのクラブ活動、校内スポーツ大会、高専祭、他高専との親善交流など)のまとめ役をしています。

▲Q&Aへ戻る

10. 女子学生の割合はどのくらいでしょうか。

学科によって異なりますが、国立高専55校の平成18年度平均は、学科では17%、専攻科では13%となっています。 学科クラス(40人)のうち、6~7名が女子学生と言うことになります。 平成21年度の宮城高専では22%、仙台電波高専では11%が女子学生です。

▲Q&Aへ戻る

11. 留年が多いというのは本当ですか。

留年する学生もいます。 しかし、普通に勉強していれば、課外活動を続けていても、留年することは通常ありません。 中学校に比べれば、学習する内容は遙かに難しく、進度も速くなります。 また、これだけ勉強すれば終わりと言うことは無くなってきます。 自学自習の習慣をしっかりと身につけ、時間を有効に使おうと心がけていけば、十分に授業に付いていくことができます。 もし、何かの拍子に授業が分からなくなったときには、先生だけでなく、先輩にも教わることができる仕組みをつくっています。
勉強のことや、ほかのいろいろな悩みがあるときには、一人で悩まずに相談に来てください。 学校には専門のカウンセラーと、訓練を受けた相談員の先生が何人もいます。 当然、相談に来たことも含めて、秘密は守られます。

▲Q&Aへ戻る

12. 高専にはどのような人が向いていますか。

理科や技術家庭が好きな人、数学が得意or好きな人、文武両道を目指す人、物事に打ち込める人、自慢できる何かを持っている人、
志を持っている人、ひとの役に立ちたいと思っている人

▲Q&Aへ戻る

13. 中学校卒業の段階で進路を理系・工学系に決めてしまうのが不安なのですが。

中学校卒業の段階で、将来の自分の姿を見いだすのはまだ難しいと思います。であるからこそ、自分がどうなりたいのかを自分で決めて、そうなるように努力することが大事だと思います。
高専は、ほとんどの学科が工学系の学科です。工学系・理系の学問は論理的思考能力が要求されます。この能力は、文化系の仕事を進める上でもとても強い武 器です。すなわち、高専卒業後に例えば経済関係の仕事についた場合など、他の人の持っていない能力を発揮できることになり、高専の勉強がほかのところでも 役に立ちます。
理系科目の代表である数学は、高専では特に重要です。ということは、数学が苦手な人は苦労するということになります。しかし、先輩はこれをなんとか克服してきています。

▲Q&Aへ戻る

14. 学費負担や奨学金制度について教えてください。

高専の学費は公立高校の倍くらいの年間約25万円です。しかし高校と違って、卒業すれば一人前の技術者として社会で活躍できます。また私立高校と比べれ ば、約半分です。専攻科の学費は学科(準学士課程)と同額ですから、専攻科まで進むことを考えれば、高校と大学の学費よりも少ない学費で同等以上の教育を 受けることができます。
奨学金は、日本学生支援機構(まえの日本育英会)の奨学金の貸与を受けることができます。高専に進学してから手続きをすることになりますが、中学校のと きに予約する制度もあります。また入学一時金や事故・災害時の貸付制度もあります。高専の奨学金担当窓口に相談して下さい。
入学金・授業料の減免制度もあります。詳しくは入学者募集要項等をご覧下さい。

▲Q&Aへ戻る

15. 高専の授業や校舎を見学したいのですが。

休日以外は見学を受け入れています。 土曜日でもあらかじめ連絡を頂ければ、見学は可能です。 ただし、土曜日は学校は休みのため、授業や実験室の見学はできませんので、校舎を外から見学することになります。