仙台高等専門学校社会人キャリアアップコース

目的

 <制度の変更について>

平成22年度から実施しました社会人キャリアアップコースは、平成27年度からは専攻科授業として専攻科生とともに学ぶ「科目履修生」としての受け入れに変更となりました。

詳しくは学務課、学生課へお問い合わせ願います。以下は平成26年度までの実施内容です。

 

 経済のグローバル化により、中小企業であっても、発注企業に対して提案を出せる企業、さらには独自製品を持つ企業への転換が迫られている。 しかし、人材育成の核となるべき人材の不足、あるいは独自製品開発のための周辺知識・技術の不足や事業拡大、新技術の導入の妨げとなる異分野情報の不足など、人材確保はできたとしても育成までは手が回らないという状況がみられる。 また、最近の急激な社会変動・産業界の急激なハイテク化に伴い、技術者等が各自のキャリアの積極的な更新のために生涯に亘る学習が要請されている。 

  宮城県は平成19年から製造業による経済成長を掲げ、地元企業の育成と企業誘致に積極的に取り組んでおり、製造業の振興を支える人材の育成と確保が急務となっている。 特に、平成22年4月から本格稼働を始めた自動車関連産業及び高度電子機械産業は重点業種として、新たな成長の核となることが期待されており、地域企業からは、自動車・電子機器関連の現場での技術課題を解決できる人材についての要望が強く出されている。
  これらの社会的背景及び要請に応えるために、仙台高専に社会人キャリアアップコースを設置し、地域人材育成に貢献する。

現在公開・実施されているコースの詳細 (2012/10/1)

     

設置コース

社会人キャリアアップコース
コース名
(履修プログラム名)
養成人数養成(講座)
期間
募集月募集開始時期募集対象者
(1) ネットワーク技術者育成コース 20 4月~3月
(120時間)
3月 平成22年度 社会人・
求職者
(2) 組込みシステム技術者育成コース 20 4月~1月
(120時間)
3月 平成23年度 企業技術者
(3) 生産・作業環境の安全・効率・省エネルギーの分析・対処コース 5 6月(60h) 10月 平成25年度 企業技術者
(4) 電気工学基礎コース 5 6月(60h) 10月 平成26年度 企業技術者

  コース修了者には修了証明書を交付する。さらに、120時間以上の指定されたカリキュラムを修了した者には、学校教育法に基づく履修証明書(特別の課程の名称:社会人キャリアアップコース、履修プログラム名:各コース名)を交付する。

コース概要

(1)ネットワーク技術者育成コース

特別の課程の名称:   社会人キャリアアップコース
【履修プログラム名】: ネットワーク技術者育成コース
人材養成目的:
  実践的な設計・構築の応用技術能力を備えたネットワーク技術者の育成
教育目標(身に付く能力):
  ルーティング技法、IPv6・無線LAN技法、WAN技法、サーバ仮想化技術、Webサーバ構築法、IPv6対応ネットワークシステム構築等
内容:
  ネットワーキング技術習得とネットワークシステムに関する2つの講座で講義
履修資格:
  スキルアップ・ネットワーキング技術をキャリアアップまたは求職に役立てたい方
概要:
  現代の情報システムはその基盤としてコンピュータネットワークを前提としている。 それゆえ、情報システムに関わる技術者にはネットワーキング技術のスキルが不可欠となってきている。
  ネットワーキング技術のスキル開発には、系統的に組立てられた教育プログラムと、実践的なスキルを身につけるための実験実習環境が不可欠である。 それらを提供する商業ベースのトレーニングは首都圏では数多く開催されているが、地方での開催はまれである。
  本コースは、本校の得意とする実践的ネットワーキング技術教育のノウハウや実習設備を活かし、地元のICT企業在籍の社会人あるいは求職者の自己啓発的なネットワーキング技術スキルアップを支援する取り組みである。 平日夜間に仙台市中心部のサテライト教室で実施する座学講義と休日に開放する本校の実習設備等を用いて、ネットワーク機器ベンダー最大手であるシスコシステムズ社の技術者認定資格である「CCNA」相当のネットワーキング技術スキルの獲得を目指すものである。

(2)組込みシステム技術者育成コース

特別の課程の名称:   社会人キャリアアップコース
【履修プログラム名】: 組込みシステム技術者育成コース
人材養成目的:
  基礎技術に裏付けされた応用開発能力を備えた組込みシステム設計技術者の育成
教育目標(身に付く能力):
  組込み系ソフトウェア開発、HDL開発、チームによる実践的組込みシステム開発、Android OSに関する理解と応用開発
内容:
  組込みシステムに関する基礎から応用、最新技術までを4つの講座で講義
履修資格:
  組込みシステム技術をキャリアアップまたは求職に役立てたい方
概要:
  2007年度の組込みソフトウェア技術者数は約23万5千人に対して、不足する組込みソフトウェア技術者数は約9万9千人と報告されている(2007年版組込みソフトウェア産業実態調査報告書-経営者・事業責任者向け調査- 経済産業省)。 また、組込みシステム技術者には、ソフトウェア・ハードウェアを含むシステム全体を設計できる技術が要求されており、現状ではそのような総合的な技術を修得する場が不足している。
  仙台高専では、平成19年度には「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム(文部科学省)」に「組込み系ディジタルシステム設計技術習得プログラム」が採択され、eラーニングをベースにした社会人向けの組込みシステム教育を実施している。 本講座ではこれらの実績に基づき、さらに充実した社会人向け組込みシステム設計教育を実施する。
  本コースは大きく基礎設計コースと応用開発コースに分かれており、基礎設計コースは"組込み系ソフトウェア講座"、"HDL設計講座"の2講座で構成され、応用開発コースは"組込みシステム開発講座"、"Android開発講座"の2講座で構成されている。