仙山線快速電車立ち往生で本校学生が支援協力

2014年12月10日

 12月3日(水)の雪による倒木の影響でJR仙山線が停電となり、山寺駅と面白山高原駅間の山間部で、山形発上り快速電車が7時40分頃から約8時間にわたり立ち往生し、山形方面から通学している本校学生のほとんどがこの電車に乗車しておりました。この立ち往生のニュースは新聞各紙でも大きく取り上げられ、「寒さに凍え、過酷な状況であった」といった復旧後のコメントが多い中、山形新聞に「寒さはつらかったが、隣にいた社会人の男性と会話して励まし合った。救援物資も乗客同士、協力して配った。」という本校の男子学生の話が掲載され、そこから学生が乗客の置かれている状況を的確に把握し、主体的に必要な行動を起こしたことを垣間見ることができました。

 後日、同じ電車に乗車していた梅津千安希さん(知能エレクトロニクス工学科5年)から「手記」が寄せられましたので、その一部を以下に紹介します。

「状況が変わらず、この後どうなるかもまだ知らされていなかったとき、パンやおにぎりなどが車内に運ばれてきたことを知り、私もその手伝いをしようと、先頭車両から最後尾車両へ向かった。後方の車両では、私の後輩の学生も含め、すでにパン配りを手伝っている人がたくさんおり、私もそこに加わった。知り合いではない人にも、なるべく笑顔で話しかけては配り、乗客同士で励ましあった。その甲斐があって、不安な様子の人が増えることはなく、むしろ減っていった。体もとても温まり、心も温かくなった。8時間以上が経ち、さすがにみんな疲れ切ったころ、ようやく電気がつき、暖房が入った時には、みんなが安堵の表情を浮かべていた。小さな子どもや具合が悪い人がいなかったこと、そして、文句を言ったり、イライラを表に出したりする人がほとんどいなかったこと、何よりも、みんなが助け合うという気持ちを持って、率先して手助けし、不安をなくそうと協力し合えたこと、みんなの心の温かさには本当に感動した。最初に手伝おうと動き出した人は、本当に勇者であり、とても素敵だなと感じた。このようなことが二度と起きてほしくはないが、もし万が一このような事態がまた起きてしまったら、一番に動き出し、不安を少しでも解消してあげようと思った。」