第15回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第233回定例談話会兼)を開催しました

2015年1月15日

 12月10日(水)、本校広瀬キャンパスのICTメディア教室において、シドニー大学仏教学講座のMark Allon 先生による「Recent discoveries of Buddhist manuscripts from ancient Gandhāra (Afghanistan and Pakistan) and their significance」と題する講義がありました。
 Mark Allon先生は逢坂雄美名誉教授と笠松直准教授の共同研究者です。本企画は、世界の第一線で活動する他分野の研究者の講話を聴くことで本校学生の知見を深めようとするものです。アロン先生は中期インド語で書かれた文献を専門領域とします。中期インド語研究と、古インド語(いわゆるサンスクリット語)研究との関係からはじめ、中期インド語の解読の困難さや、書写支持体である樺皮文書の取扱に際して高度な科学技術を援用する手法等について説明頂きました。研究上の難点として、古代語と比べて音韻変化が大きく進んだことで解読が困難になるという、純粋な学術的困難を挙げるほか、中央アジア情勢の悪化が大きな制約となることに論及され、世界の情勢と研究との関連に、普段とは異なる視点から改めて気付く契機ともなりました。

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