専攻科生が日本建築学会東北支部第1回建築デザイン発表賞を受賞しました

2015年7月10日

6月20日(土)に山形大学を会場に開催された日本建築学会東北支部建築デザイン発表会において生産システムデザイン工学専攻建築デザイン学コースの学生が講演発表を行い、この講演が優秀であると認められ、第1回建築デザイン発表賞を受賞しました。

第1回建築デザイン発表賞を受賞した講演題目と受賞者は下記の通りです。
■講演題目
公共建築物建設プロセスにおける住民参加の拡充 —遊佐町まちづくりセンターにおける取り組み—
■受賞者
星尚之,岩佐優,岸田龍司(以上、専攻科1年),星歩美(専攻科2年),小地沢将之(指導教員)

この講演は、山形県遊佐町における複数のまちづくりセンター建設プロセスにおいて、住民参加の拡充を果たした一連の取組みについて報告したものです。小地沢研究室では2012年度からの3ヶ年にわたって山形県遊佐町からの委託により一連の取組みに参画しました。

一般的な公共建築物の建築検討プロセスは、設計事業者の選定から基本設計に至るまでのすべての過程を行政主導で実施していますが、報告した建築検討プロセスでは、まず基本構想を策定するワークショップを住民参加により実施し、その構想に基づいて公募型プロポーザルの要綱を取りまとめ、設計提案を募りました。さらに、選定された設計事業者とともに施設活用方法の検討や設計案の修正を行うなど、一連の建築検討プロセスに住民参加を実現したものです。

この過程では住民が理解しやすい施設計画方法として「空間ブロックワークショップ」を開発したり、抽出された住民の意見を「地区カルテ」としてプロポーザルの公募資料にまとめたりするなど独自の手法開発を進めました。また、行政と住民の施設運営の分担についても議論するなど、建設後のマネジメントまでを視野に入れた検討プロセスを経ており、これらの取組みの内容や優れたプレゼンテーションが高く評価され、受賞に至りました。

(建築デザイン学科 准教授 小地沢将之)

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建築デザイン発表会での講演発表 建築デザイン発表賞授賞式
   
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受賞講演の様子 建築デザイン発表賞受賞者
   
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遊佐町I地区でのワークショップの様子
(2012年10月)
空間ブロックワークショップの様子
(2013年12月)