第9回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第244回定例談話会兼)を開催しました

2015年7月23日

 7月15日(水)、本校広瀬キャンパスのICTセンター研修室において、新日本無線株式会社の吉永浩之氏(本校OB)による「モバイル通信用高周波スイッチICの技術と応用」と題する講義がありました。
 スマートフォンをはじめとするモバイル通信機器には多くの高周波デバイスが利用されています。近年ではデータの同時送受信可能なFDD方式が重要であり、例えば携帯電話の第4世代(4G)通信方式では、FDD-LTEが用いられています。しかしながら、送信信号と妨害信号がスイッチなどの非線形ひずみにより相互変調ひずみを生じてしまうという、FDD方式特有の受信妨害があります。ご講演では、これを解決するための GaAs IC デバイスや高周波回路技術(高アイソレーションスイッチ、低ひずみアンテナスイッチIC、低ロスSPDTスイッチIC、LPF内臓アンテナスイッチIC)についてのご説明がありました。高周波回路技術はかなり電磁波工学の色彩が現れているように感じますが、ご講演の中で、最後は電子回路に落とし込んで性能が理解・評価できなければならないというコメントを頂いたことが印象的でした。

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