モンゴル高専へ物品を寄贈しました

2017年8月31日

 現在、モンゴルに3つの高専があります。モンゴルに正式に高専が発足したのは、仙台電波高専を卒業したガントゥムルさんがモンゴルの教育・科学大臣に就任されて、モンゴルに導入すべき日本の優れた教育制度の1つとして高専設立に尽力されたからです。また、日本の国立高専機構本部もモンゴルの高専と提携を結び、教員と学生の交流を活発にするために協力することになりました。
 モンゴルに高専が設立された背景には、日本の高専で学んでモンゴルに帰国した後、「モンゴルの発展には高専が必要である」と考えた皆さんの先輩にあたるモンゴル人の高専OBの方々の熱い思いがあります。モンゴルの高専では、日本語の授業、日本語での授業も行われており、これまでのモンゴルの教育方法とは異なる日本の高専の教育方法をそのまま導入しています。日本語の教科書を用いた授業もありました。
 まだ設立されてから3年の新しい学校です。設備も充実しているとは言えず、実験機材の不足、図書館の本の不足を懸念されています。現在の日本では、実験機材もディジタル機器へのリプレースが進み、アナログ機器の出番は減少傾向にあります。そんな中、日本の高専を訪れたモンゴル高専の先生方、また、モンゴルの高専を訪れた日本の高専の先生方は、それらの実験機器の第2の活躍の場があることをお互いに感じました。日本の高専では当たり前の1人1機材の環境をモンゴルの高専にも実現する。まだ十分使用できる現役の実験機材がモンゴルの高専で活躍することはとてもうれしいことです。そこで、国立高専機構本部を通じて、モンゴルの高専への実験機器の寄贈が動き始めました。
 仙台高専をはじめとする日本の高専の教員の皆様には、使用頻度の低くなった教科書類をご提供いただきました。事務の方には、輸出のための申請書の作成、手続きをお願いしました。その結果、教科書類350冊、ファクションジェネレータ25台、シンクロスコープ37台をモンゴルの高専に贈ることができました。
 発送のために、丈夫な箱に入れて、クッション材を同封し、各箱への梱包物リストとの照合、クッション材での包装を行いました。仙台高専の教員、技術職員に加え、学生の国際交流委員の協力により無事に作業を終えることができました。重量にして420Kg、よく頑張ってくれました。そのおかげで、集まった教科書や機材は7月中旬に無事にモンゴルへと旅立ちました。関係された皆様に改めて感謝申し上げます。

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