仙台高専フォーラムを開催しました

2017年12月11日

 平成29年12月1日(金)、2日(土)に本校名取キャンパスにおいて、宮城県教育委員会の後援の下、「仙台高専フォーラム インタラクティブ・ティーチングを教室に持ち帰ろう。」を開催しました。
 このフォーラムは、高専教員だけでなく宮城県内の小・中・高等学校等の皆様にもご参加いただいて、仙台高専の取組や「学生の学びを促すためのインタラクティブな授業」について、考え方、スキル、実践事例を紹介し、継続的な情報交換・連携を実現することを目的として、開催したものです。

 1日(金)は、「スキルを磨く」をテーマに株式会社ビズコム代表取締役 鹿野晴夫 氏による「学生を授業に引き込む質問スキル」に関するワークショップを実施しました。効果的な質問の手法と学生からの答えを受け止めるアクティブ・リスニングのスキルについて、グループワークや実際の授業での活用を想定したロールプレイ、振り返りを通して授業のあらゆる場面で活用できるスキルを参加者の皆様に示し、目的や具体的な手法を共有しました。

 2日(土)は、「授業デザインを磨く」をテーマに東京大学准教授 栗田佳代子先生、同大学特任研究員 中村長史先生による「学びを促す授業づくり」に関するワークショップを実施しました。学生のモチベーションを上げるのは教授者の責任であること、AL(Active Learning:能動的学習)は手法であって目的でないこと、授業の目的は学生の学びであり目的に適ったALの手法を取り入れる必要があることについて説明した後、ALの具体的な手法を紹介し、学びを促す授業づくりのための授業デザインを参加者の皆様に紹介し、認識を共有しました。

また、両日の公開授業では、政治経済・化学・電気・機械のインタラクティブな授業を実施し、授業終了後は、仙台高専独自の授業評価システムを用いた授業評価のデモンストレーションを行いました。タブレット端末で入力し、その場で結果が授業実施者に即座にフィードバックされるシステムは、授業改善に有用であると好評でした。

 参加者は2日間とも70名近くとなり、「有意義なフォーラムであった」「学校へ持ち帰り早速実践したい」「今後もぜひ情報共有しながら一緒に取り組みたい」との声が聞かれ、当初想定した「仙台高専を起点とした、教員の開かれた継続的な学びの場を作る」という目的以上の成果を得ることができました。今後も皆さんと共に学ぶ機会を作って参ります。

文責 仙台高専フォーラム実行委員会

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ワークショップの様子 東京大学 栗田佳代子氏の講演
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株式会社ビズコム 鹿野晴夫氏の講演 東京大学 中村長史氏の講演