第10回専攻特別講義(第269回定例談話会兼)を開催しました

2018年1月31日

 平成30年1月22日(月)、本校広瀬キャンパスのICTメディア室において、シンガポール南洋理工大学(NTU)のLU Yilong教授による「Automotive Radar and V2X Communication for Self-Driving」と題する特別講義と、東北大学産学連携機構イノベーション戦略推進センターの澤谷邦男特任教授による「東北大学電磁波工学分野における線状アンテナの研究開発の歴史」と題する特別講義が専攻科生を対象に実施されました。
 近年、自動運転技術は非常に注目されている技術であり、多くの産業リーダーが携帯電話技術よりも社会に大きな影響を与える次の革命であると認識しています。LU Yilong教授には、最近のミリ波の自動車用レーダー技術、Vehicle-to-everything(V2X)通信技術、NTUキャンパスとシンガポールでの関連開発事例を紹介していただきました。更に、車の自動運転が実現した場合、私たちの生活がどのように変化するか、また、いつその時期が来るのかについて、お話しいただきました。
 一方、澤谷邦男特任教授には、東北大学及び東北大学電気系の歴史について紹介していただき、八木秀次氏らが創設した工学部電気工学科で始まったアンテナ工学に関する研究について、主に八木・宇田アンテナ、自己補対アンテナ及び1波長ループアンテナの研究・開発を中心に解説していただきました。八木・宇田アンテナの業績を称えるため、1995年にIEEE Region 10の第一号マイルストーンを、また虫明康人東北大学名誉教授の自己補対アンテナの業績に対しては、2017年にIEEE Region 10の第35号マイルストーンを東北大学に献呈されたことも紹介していただきました。
 受講した専攻科学生は、未来車技術及び世界に誇れる素晴らしいアンテナ技術の開発過程に大変興味を持ち、熱心に聴講していました。今後、様々な分野で研究や開発を行っていく学生にとっては、最新の未来車技術と日本技術発展歴史を学ぶ良い機会となりました。

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