学習・教育達成目標

  あらゆる分野において複合化・融合化が進展している産業技術に対して、多分野にまたがる境界領域に関心を持って独創的な技術を開発できる、また、その領域に発生する諸問題を発見・解決できる能力を備えた技術者が求められているとの認識に立ち、自らが因って立つ所の専門性に加え、学際的領域に関する素養と国際化に対応できる能力を身につけた、質の高い実践的技術者の育成として、

最も自信のある専門領域の基本的素養を持ち、しかも複眼的視野と複合的領域へのデザイン対応力を持つエンジニア

の育成をめざして、以下の5点を持った技術者の育成を、学習・教育達成目標としています。

 

(A):「数学、自然科学、情報技術に関する能力」

産業の様々な要求に応える数学、自然科学、情報技術を使いこなし、または、工業技術に応用できる基礎能力を持った技術者
A-1) 数学・自然科学を理解し、使いこなせる基礎能力((c)自然科学)
A-2) 情報技術を理解し、工業技術に応用できる基礎能力((c)基礎情報技術)

(B):「歴史・文化、環境、技術者倫理を理解する能力」

歴史や文化の多様性を常に考え、人間を取り巻く環境を重視して、技術が社会と自然に及ぼす影響・効果を理解し、技術者としての責任を自覚する倫理を持った技術者
B-1) 歴史や文化を理解できる能力((a)文化系教養)
B-2) 技術が社会と自然に及ぼす影響・効果を理解し、技術者として責任を持って行動できる能力((b)技術者倫理)

(C):「日本語・外国語、コミュニケーション基礎能力」

日本語により、記述し、発表・討論する能力、および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力を持った技術者
C-1) 日本語により、記述・発表・討論する能力( (f)日本語コミュニケーション )
C-2) 国際的に通用するコミュニケーション基礎能力( (f)外国語コミュニケーション )

(D):「設計・企画・デザインする能力」

工業技術システムを理解し、設計・企画・デザインする能力を持った技術者
D-1) 専門分野に関する工業技術を理解し、応用する能力( (d)専門の基礎能力 )
D-2) 専門分野と周辺の工業技術を理解し、デザインに応用発展できる能力( (e)専門のデザイン力)

(E):「自主的・継続的に創造・開発・解決する能力」

自主的・継続的に新しい工業技術を学習し、与えられた制約の下で計画的に創造・開発してまとめる基礎能力を持った技術者
E-1) 自主的・継続的に新しい工業技術を学習する能力((g)自主性・継続性)
E-2) 与えられた制約の下で計画的に、問題解決・開発・創造し、まとめる基礎能力((h)計画とまとめる力, (i) チームワーク力 )



  これらの学習・教育目標の具体的な内容(あるいは、学生が身につけなければならない能力)は以下のとおりで、上記の学習・教育目標の項目の文言の右端に記載してある記号は以下の記号に相当しています。 (JABEE基準1(2)に対応)

(a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養

(b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解

(c) 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力

(d) 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
(1) 専門工学の知識と能力
(2) いくつかの工学の基礎的な知識・技術を駆使して実験を計画・遂行し、データを正確に解析し、
     工学的に考察し、かつ説明・説得する能力
(3) 工学の基礎的な知識・技術を統合し、創造性を発揮して課題を探求し、組み立て、解決する能力
(4) (工学)技術者が経験する実務上の問題点と課題を解決し、適切に対応する基礎的な能力

(e) 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力

(f) 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力

(g) 自主的、継続的に学習する能力

(h) 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力

(i) チームで仕事をするための能力

 

 

資料:JABEE自己点検書(新基準) 表1~表4

修了生が身につける能力とJABEE基準との関係

JABEEプログラムの到達目標と評価方法、カリキュラムの設計方針

到達目標を達成するための科目の流れ

  本教育プログラムのカリキュラムは機械、電気、材料、建築、情報およびデザインなどの広範囲な領域において生じる高度化・多様化した課題を、各分野の専門的知見を融合複合し、総合して解決する能力を身につけられるように設計している。