コロナ関連情報
校長からのメッセージ(保護者の皆様へ)
令和2年6月1日
保護者の皆様へ
仙台高等専門学校
校長 福村裕史
学校再開にあたって
宮城県内においては,新型コロナウイルスの感染がおさまっているよう見えることから,県立高校等では本日より登校しての授業が再開されております。本校においても6月22日から教室での授業再開を目指して,教職員一同,鋭意準備を進めておりますので,学校の立場と準備状況をご説明したいと思います。
本校は大学と同じ高等教育機関に属し,県外からの学生を多数受け入れています。幸いにして,6月19日より埼玉,千葉,東京,神奈川,北海道を含めた県をまたぐ移動の自粛要請が解除になりますので,これを待って教室での授業を再開することを計画しております。通常の県立高校と事情がことなる点をご理解お願いします。
実習・実技以外の科目につきましては,大学や高校に先駆けて4月20日より実質的なオンライン授業を実施しております。しかしながら,高専教育は実験・実習を重んじておりますので,是非とも学生には登校し実技教育に参加してもらいたいと考えております。また,感受性豊かな青少年にとっては,友人等と語りあう機会は,心の成長をうながす大切なものです。これらの理由により,できるだけ早く学生の登校を再開したいと考えてまいりました。
新型コロナウイルスの感染状況を見ますと,宮城県地区でも今後再び,感染拡大が起こる可能性があります。特に,通学中や学校内での感染の恐れが考えられます。そこで,朝の混雑時を避けての登校時間を設定,手洗い用設備の増設,ドアノブの交換,教室内換気のための扇風機の設置など,学校内における感染拡大防止策を進めております。また学生にも感染防止のための十分な注意をする予定です。ただし,両キャンパスにおいて教室や学寮などの施設・設備は異なっておりますし,教育内容も専門性に応じて違います。さらに,学生の通学経路等の立地条件も異なりますので,必ずしも同一の対応にならない点についてご理解をお願いします。
本校は,学生の安全を確保しつつ,実り多い学校教育を実現するため,学校再開にむけて努力しておりますので,保護者の皆様には引き続きご理解とご協力をお願いする次第です。