令和6年11月29日(金)、30日(土)、仙台高専広瀬キャンパスにおいて、令和6年東北・北海道地区高等専門学校専攻科産学連携シンポジウムを開催しました。
このシンポジウムは、東北・北海道地区高専の専攻科生による合同研究発表や企業の方との交流を通して、高専専攻科の研究・教育活動を活性化させることを目的として毎年開催しています。
今年も昨年に引き続き、オンサイトとオンラインのハイブリット形式で開催しました。1日目は、開会式で仙台高専の澤田校長、本シンポジウムを共催している仙台高専の企業協力会である産学連携振興会副会長の三方様から挨拶をいただいたのち、東洋刃物株式会社 常務取締役 高橋純也 様から「産学連携で誕生した当社製品群」と題した基調講演がありました。次いで各高専から選出された8名の学生による専攻科長推薦オーラルセッションが行われ、学生は自身の研究成果等について発表し、発表後は活発な質疑応答が行われました。その後、仙台高専産学連携振興会に所属する51の企業にご協力いただいて、東北地区の専攻科生、仙台高専の本科4年生を対象として、「東北企業フェスタ」を行いました。この企画は、より多くの企業を学生に知ってもらうために企画したもので、各企業のブースでは学生が熱心に話を聞いており、企業の製品や資料を見ながら企業の方との会話を弾ませていました。
2日目は、158件のポスター発表が行われました。学生同士のディスカッションはもちろん、来場した教員や企業の方からも質問を受け、一生懸命説明する姿が至る所で見られ、例年にも増して充実した発表会となりました。
閉会式では、専攻科長推薦オーラルセッションの中より、最優秀賞、優秀賞、特別賞(会長賞)、特別賞(学生賞)について、仙台高専産学連携振興会副会長の滝野様から楯と副賞が授与されました。
2日間にわたって行われたシンポジウムは大盛況のうちに終了し、今回参加した東北・北海道地区高専の専攻科生にとっては、他校の教員や専攻科生とだけではなく、多種多様な企業の方とディスカッションの時間を持つことができ、自身のキャリアデザインを形成する上で大変貴重な経験となりました。この経験を活かし、更に研究や勉学に励んでもらいたいと思います。
最優秀賞
佐々木心優さん(福島高専)
優秀賞
外舘咲子さん(一関高専)
畑中駿平さん(仙台高専名取)
WONGPANITKRIT PUNAKRITさん(仙台高専広瀬)
特別賞(会長賞)
畑中駿平さん(仙台高専名取)
特別賞(学生賞)
畑中駿平さん(仙台高専名取)