IoT教育の教材導入、特にAIとIoTを融合したIoTシステム開発教材の調査ため、福島県会津若松市にある株式会社FaBo本社を訪れて、自律走行型のAIロボットに関するハンズオンの受講やその授業導入に向けた打ち合わせを行いました。今回はJetBotという自律走行型のAIロボットを作るためのセンサやカメラ、基板などの部品が揃ったキットを利用しました。JetBotでは、キットを組み立てて、PCと接続し、JetBotのカメラで撮影した画像データから機械学習（ディープラーニング）を行うことで、走行するコースを学習します。さらにその学習したモデルをAIロボット（デバイス）であるJetBotにインストールすることで、コースに沿って自律的に走行することができます。今回行ったハンズオンでは実際にJetBotを用いて、画像データからコースを学習させ、JetBotが学習モデルに基づいてコースを自律的に走行することを体験してきました。
さらに、株式会社FaBoの社員の皆様とJetBotを授業に導入することを目的として、授業内容やカリキュラムなど意見交換を行いました。今回のハンズオンを通じて、JetBotにより社会から大きな注目を集めているAI技術である機械学習（ディープラーニング）を手軽にわかりやすく学ぶことができることがわかり、今後、教材開発やカリキュラムの作成を進め、授業への導入を検討していく予定です。
