活動再開。フェイスシールド製作、車両フレーム強度解析を行いました

ジュニアドクター育成塾は昨年2月下旬頃からCOVID-19感染拡大により、仙台高専の方針に合わせ、対面での授業をしばらくの間、休講としておりました。
6月に入りやっと再開できる見通しとなりましたので、感染対策を十分に行った上、無理の無い範囲で各コース毎に再開し始めました。

早速、6月20日(土)にRコースでは、少人数での製作活動が行われました。
感染防止のため、教室を消毒し、換気に注意しながら、まずは各自のフェイスシールドを手作りしました。

シールド部分は透明度良好で、視界のゆがみがないOHPシートを使用し、ベルト部分はレ―ザー加工機でOHPシートから切り出しました。
頭部を押さえるベルト部分は、おでこが当たる部分に隙間テープを貼り、輪ゴムを取り付け、最後にOHPシートを両面テープで貼りつけて、完成しました。
量産するには慣れが必要ですが、完成度はバッチリ!ですので、材料さえ揃えば医療従事者や接客業を伴う業務を行う方々への製作も可能なことが分かりました!

装着したところ↓

その後は、3DCADで昨年2月まで検討してきて途中になっていた、車両フレームのモデルを作成し、その強さを確認しました。
車輪のない、フレームだけの画像は、今回モデルを作成して構造解析をした結果です。

解析結果はこちら↓

車輪がついている方は、変形が実際に近くなるように工夫して、大泉先生が解析した結果で、ほとんど同じ結果になっています。

解析結果はこちら↓


想定内の強度を確認できたので、実際にアルミ合金角パイプに寸法を取って、帯鋸で切断しました。

切断の様子↓

中学生が短時間に作成した簡易モデルで解析しても、設計モデルの実用性が確認できています。素晴らしい結果が出せましたね!
今後も引き続き感染対策を十分に行い、車両を製作していきたいと思います。