高専ハカセ塾「第2回 小・中学生ジュニア学会」に参加しました

1月25日、サイエンス・コースでは、福岡県久留米市にある久留米シティプラザを会場に開催された、有明高専、熊本高専、久留米高専の合同企画による「高専ハカセ塾」主催の成果発表会「第2回 小・中学生ジュニア学会」 に参加しました。
これは、JSTジュニアドクター育成塾採択校相互の交流を目的に、高専ハカセ塾の成果発表会に仙台高専ジュニアドクター育成塾の受講生も参加させていただけたことで実現したものです。仙台高専ジュニアドクター育成塾からは、第一期生第二段階の4名がこれまでの研究成果をポスター発表しました。

「金ナノ粒子 de 構造色」
佐藤紅羽さん(岩沼西中1年)

「さびない鉄,磁石にくっつかない鉄」
氏家妃那さん(岩沼西中1年)、松森英香さん(名取第一中1年)

「どうなっているの?ミドリムシ!」
茂木さくらさん(聖ウルスラ学院英智小・中7年)(優秀賞受賞)

いずれの受講生も、多くの参加者が集まる場での研究発表は初めてでしたので、発表開始直後は緊張した様子が見られましたが、話をするうちに緊張も解けて、発表を聞きに来られた来場者に研究成果をしっかり伝えようと一生懸命説明していました。発表終了後は充実した様子で、それぞれの受講生が、発表を通して多くの知見を得たであろうことを伺わせました。その後、受講生は第二部となる「和算への招待」の講演会にも参加し、江戸時代に発展した和算の歴史について学んだのち、紙の図形を使った問題にも挑戦しました。
この発表会に先立って、受講生は太宰府天満宮に参拝して学業成就の祈願もしており、今回の学会発表の旅行で得たものを活かして今後益々活躍してほしいと思います。
今回参加しました「第2回 小・中学生ジュニア学会」は、九州の小中学生の研究活動に対する熱心さが大変よく伝わってくる非常に素晴らしい発表会でした。参加した受講生ばかりではなく、引率した教員も大きな刺激をいただきました。
我々仙台高専ジュニアドクター育成塾を快く迎えていただきました高専ハカセ塾の関係者の方々に心より感謝申し上げます。

JSTジュニアドクター育成塾「高専ハカセ塾」HP
http://www.ie.ariake-nct.ac.jp/hakase/