JST「サイエンスカンファレンス2020」において、サイエンス・コース第二段階生が審査員特別賞を受賞しました

昨年11月、JST科学技術振興機構主催「ジュニアドクター育成塾サイエンスカンファレンス2020」において、サイエンス・コース第二段階生2名が発表をし、審査員特別賞を受賞しました。
サイエンスカンファレンスは、全国のジュニアドクター育成塾実施機関で活動する受講生が一堂に会して研究成果を発表する発表会で、今年度はオンラインで開催されました。発表テーマと概要は次のとおりです。

【香り長持ちマスクで心地よい生活を!】

<研究の動機・背景>
1日中つけるようになったマスクを少しでも快適につけられるようにしたかった。
⇒ マスクをつけて不快に思うことを探した結果、口臭や食べ物の臭いが気になることが多くあった。
<重点的に取り組んだところ>
マスクに香りをつけるうえで、
(1) 香りが強くなりすぎないようにする
(2) 香りの持続時間をのばす
の2点を気をつけた。
特に、(2)の方に重点的に取り組み、どのようにすれば香りの持続時間を延ばすことができるのかを考えた。
<研究活動を通して得たこと>
「香りをつける」、「持続時間を長くする」という目的に沿って研究ができている。
また、得られた実験結果をどうのように活用することができるのかや、メリットなども合わせて考えることで、新しい考え方をみつけることができた。

 

【ミドリムシと光の秘密】

<研究の動機・背景>
ミドリムシについて研究しようと思った理由は、ミドリムシは小学校や中学校で写真は載っていますが、他の微生物よりも生態についてはっきりしていないことがあるため、事実を自分でつきとめたいと思ったからです。
<研究活動を通して得たこと>
重点的に取り組んだことは、ミドリムシが増える光の明るさを調べる実験です。各種類7枚ずつ写真を12日間撮り、一枚ずつミドリムシを数えました。また、一定の明るさを保つために段ボールの一部分をくりぬき、そこからそれぞれの明るさのLEDライトを置いて光が入るようにしました。
<研究活動を通して得たこと>
この研究を通して、私はミドリムシ生態について知るヒントを得たのだと思いました。ミドリムシは生態についてあまりわかっていないこともあり、この実験を通してミドリムシのあまりわかっていない部分の解明に繋がるヒントを得ることができたと思ったからです。