ビスマス結晶を作製しました

サイエンス・コースの第二段階生は、2/23に実施した金属をテーマにした実験のうち、ビスマス結晶の作製に再挑戦しました。前回は、低融点合金の作製も行ったことから時間が限られたなかでのビスマス結晶作製でした。そのため、受講生は大きくて美しい結晶を作製できず、また、幾何学模様で玉虫色に輝く結晶がどのようにしてできるのかに関心をもったことから、もう一度挑戦してみたいとの要望が多く挙がっていました。そこで、今回は大きな単結晶を作製するためにはどのような工夫が必要かを受講生によく考えてもらいながら実験を行ってみました。実験では、すぐに結晶作りのこつをつかんで次々と結晶を作製してゆき、融けたビスマスの入った容器を保温材中でゆっくり冷やしてみたり、結晶を引き上げるタイミングを見計らってみたりと、自分なりの工夫をこらしながら思い思いに結晶を作製しました。第二段階では今後、自分の関心のあるテーマについて研究活動を進めていきます。今回のような“どうしたら綺麗な結晶を作れるのだろうか?”といった何げない疑問を足がかりに、それぞれの受講生が持つ疑問に対して深く探究していくことを期待します。