Rコースで取り組んでいる電気自動車車両製作の様子をYouTubeにアップロードしました。ぜひご視聴下さい。
<概要>仙台高専ジュニアドクター育成塾Rコースでは、少ないエネルギーで、より長く運転できるエコラン競技用電気自動車の開発に取り組んでいます。エネルギの無駄を少なくするモータの開発のために、日本金属社より厚さ0.15mmの高性能電磁鋼板をご提供頂きました。この鋼板でモータコア(鉄心)を作り、高効率モータを実現しようとしています。この鋼板が大変薄いので、特別な治具(固定台)上に磁石の力で固定し、レーザで切り出すことにしました。この治具やモータコアは、ご支援頂いているソリッドワークス・ジャパン社のSolidworksソフトを使用しました。
◆Solidworks 3Dモデラでモデルを作成
◆放電加工機用加工プログラムを作製
◆3DCADソリッドワークスで練習
◆放電加工機による治具部品の作製、治具の組立取付
◆コアの3Dモデルを使ってロボットのオフラインプログラミング
◆プログラムの動作確認、加工プログラム完成
◆長い鋼板から裁断機で四角い鋼板に切り出し
◆治具に取付、ロボットによるレーザ加工
レーザーのエネルギーで鉄が溶け、強く吹きかける空気で、溶けた鉄を吹き飛ばし切り出しました。空気が強く吹きかけられても鋼板は動かず、開発した治具は大成功!合計でコア鋼板を180枚切り出し、完成しました。
