マテリアル環境棟の写真

"マテ環"コースとは

「マテリアル」と「材料工学」

「マテリアル=材料」は,すべての元,素材です.

金属粉末の走査電子顕微鏡写真

例えば,自動車は鉄やアルミニウムなどの合金でできたエンジンやボディ,ガラス製の窓,プラスチック製の内装,化学繊維を使ったシート、機能材料を用いた各種センサーなど多種多様な材料からできています.しかも,それら材料は使う部品に応じて最適な特性が求められます.

高性能の新たな「材料開発」こそが「材料工学の使命」です.優れた材料の開発により新たな製品が生まれます.スマホやパソコンなどの情報機器,液晶や有機ELテレビなどの家電製品も「材料開発」の成果の1つです.「材料開発」は,日本の最も得意とする分野のひとつであり,世界をリードしています.

「環境」と「マテリアル」

マテリアルは,地球の未来を左右する環境保全の根本的解決につながります.

桜と松

私たちが使っているすべての工業製品は,多様な「材料」からできています.よって,「環境」を守るためには「環境にやさしい材料」が必要です.今まで使っていた「材料」も,生態系への影響を考慮して環境リスクの少ない材料へと置き換えられています.

環境負荷が小さい材料,リサイクルを考慮した材料,水素などのクリーンエネルギーのための材料などの「新たな材料開発」が求められています.

「ものづくり教育」から「研究開発」へ

「ものづくり」の基盤技術を「研究活動」を通して学びます.

学生の学会発表の様子

マテリアル環境コース/工学科は,材料に関する総合学科です.金属系から化学系まで多様な材料について勉強できる,他の高専や大学と比べても特徴的な先進のカリキュラムです.

高専は大学と同じ高等教育機関ですので,研究活動を重視しています.教員指導のもとで自ら研究を進め,得られた成果を学内で行われる卒業研究発表会にて発表します.また,大学の研究者や学生が集う学会においても研究発表を行っています.

「マテ環」と「進路」

マテリアル環境コース/工学科の卒業生は,幅広い進路が準備されます.

卒業式・修了式

就職先は,材料系企業を始め,化学製品,石油・プラント,機械メーカー,電気メーカー,医薬食品製造,など「材料」を扱う幅広い分野の企業に進みます.就職率は100%です.

また,約50%の学生は進学しており,専攻科進学と大学編入学が約半数ずつとなっています.工学全般の知識と豊かな創造性を持つエンジニアを目標に専攻科へ進む学生,興味ある専門知識を極めるべく大学編入学に進む学生に分かれます. さらに大学院へと進学する学生が多いのもマテ環コースの特徴です.

未来を創造するエンジニアを目指し,環境とマテリアル工学を学びましょう.

 

"マテ環"コース公開/入試情報

オープンキャンパス01 7月に開催されるオープンキャンパスでは,マテリアル環境コース,通称「マテ環!」がよく分かる,
  • 高度な分析機器を使った参加型実験
  • 環境にやさしいマテリアルの展示
  • マテリアルや環境の特別講義
などのイベント企画を行います.高専祭においても学科展示と体験実験を開催いたします. オープンキャンパス01

"マテ環"コース リーフレット

"マテ環" Q & A

グループ活動による環境分析実験
  • Q: 「高専」ってなに?
  • A: 仙台高専は,中学校卒業後から5年間一貫で工学系の知識と技術を学べる高等教育機関です. さらに専攻科課程に進学することで,大卒と同じ学士の学位を修得することもできます. 充実した教育研究施設と実験装置に恵まれ,低学年からの専門教育,少人数教育,企業実習,卒業研究など多くの特色があり,優秀な学生を社会に送り出しています.
  • Q: マテリアル環境コースで学ぶには?
  • A: マテリアル環境コースは、名取キャンパスに設置されたコースで、II類(機械・材料・電気)に分類されます.コース配属は、2学年進級時に決定します. 配属希望を取り,希望のコースを選択することができます.H30年度はII類の全学生が第1希望のコースへ配属されています.
  • Q: マテリアル環境コースでは,どんなことを勉強するの?
  • A: 基礎的な一般科目と,材料・環境に関する専門科目を勉強します. 専門科目には,金属やセラミック材料などの材料に関する科目,電子顕微鏡や種々の分析装置などによる材料の製造や測定から環境評価まで多くの実験があります. また,環境に優しい材料の生産技術に繋がる,情報処理や設計製図,機械や電気工学の科目など工学の基礎を幅広く勉強できます.
  • Q: 卒業研究ってなに?
  • A: 4年生から卒業研究が始まります. 卒業研究は,一人一人に材料開発に関する研究テーマが与えられ,2年間をかけて研究を行います.研究成果は,5年生の2月に行われる卒業研究発表会で発表します. また,学外で行われる学会や研究会の場で発表する学生もいます.
  • Q: マテリアル環境コースを卒業すると?
  • A: 本人の希望により,就職も本校専攻科や大学への進学も決めることができます. 材料開発の必要性から就職先は,エレクトロニクス,金属,セラミックス,化学,機械,エネルギーなど,さまざまな分野の企業に就職することができます. また,本校の専攻科や大学の3年生に推薦や学力試験で編入学をすることができ,近年は半数以上の学生がさらに勉強するために進学しています.
  • Q: どんなところへ進学するの?
  • A: 進学先は,ほとんどが本校専攻科や国立大学に進学します. 専攻科からは大学院への進学も可能で、マテリアル環境コースから専攻科へ進学した学生の大学院進学率は他の学科よりも高いです. 専攻科のページもご覧ください.
  • Q: 就職はどうですか?
  • A: 高い求人数と就職希望者の就職率100%を維持しています. 就職先は,金属製品・化学工業・電気・機械・食品医薬製造など様々な分野の会社に就職しています.材料分野はあらゆる科学技術の源であることから業種も多様です.
  • Q: マテリアル環境コースの女子の割合は?
  • A: マテリアル環境コース(工学科)の2〜5学年で23%が女子学生です(2019年度).男女に関係なく,希望の進学・就職を決めています.