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令和2年度
令和2年度オンライン!わくわく体験教室を開催
12月12日(土)にわくわく体験教室を開催しました.今年度は初めてオンラインでの開催に挑戦しました.詳細は本校ホームページ記事(下記リンク)をご覧ください.
https://www.sendai-nct.ac.jp/20201222-3/
第22回東北地区国立高等専門学校技術職員研修に参加
8月21日にリモートで行われた第22回東北地区国立高等専門学校技術職員研修(秋田工業高等専門学校主管)に参加しました.研修内容を以下に示します.
9月3日
【課題発表】10件
以下本校職員による発表
青木良浩「仙台高専名取キャンパス創造教育センターのCOVID-19感染防止対策」
高橋裕司「新型コロナウイルス対応に係る勤務状況の紹介」
【講演】
題目「遠隔授業 新時代の授業システムと秋田大学教育文化学部サポートチーム」
講師 秋田大学教育学研究兼教育文化学部理数教育コース 林信太朗 教授
リモート研修の様子 |
高橋技術専門職員の発表 |
第60次南極地域観測隊へ参加された中田技術専門職員による体験談紹介
2016年4月に国立極地研究所へ人事交流として異動したのち,2018年冬から第60次南極地域観測隊の越冬隊員として派遣されていた中田純一さんが本校に戻ってきました.
中田さんから貴重な体験談をいただけました.
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私は第60次南極地域観測隊の越冬隊,庶務・情報発信担当として昭和基地での任務にあたりました.
出発にあたり,越冬に必要な物品の調達や訓練等様々な準備をし,2018年11月25日に成田空港からオーストラリアのフリーマントルに飛行機で向かいました.
フリーマントルで最後の生鮮品等の積み込み後,南極観測船「しらせ」で昭和基地に向かい南下しました.
航海中に様々な観測や研修し,12月24日に昭和入りしました.
この時期の昭和基地は年に数ヶ月しか無い貴重な夏期間です. 日が沈まない白夜の時期でもあります.
雪が少ないこの時期に建築工事や観測等様々なことを行い,2月1日に前次隊と越冬交代式を行いました.
国内から一緒にやってきた夏隊の仲間と前次隊の越冬隊を乗せてしらせは帰国となります.
ここから越冬隊31名だけの越冬生活に突入となります.
夏期間が終わり,今度は段々と日が昇る時間が短くなっていき,
ついには極夜と呼ばれる日が昇らない時期になります.
気温もぐんぐんと下がり,-30度を下回る寒さになることもあります.
私は庶務・情報発信担当として隊の運営,国内への情報発信業務,その他にも物資や廃棄物の持ち帰りの取りまとめなど,様々な任務を行いました.
自分の任務だけでなく,他の隊員の任務への協力やブリザード後の除雪作業など積極的な協力がなければ成り立ちません.
そうして12月頃に次の隊を乗せた「しらせ」が到着しました.
次の隊への引き継ぎや物資の搬入,持ち帰り物資の積み込み等を行い,2月1日に越冬交代式で次の隊に昭和基地を託して「しらせ」で帰路につきます.
帰りも各種観測を行いながら90日ぐらいかけてシドニーを目指します.
新型コロナウイルスの世界的な流行により,帰国もかなり危ぶまれたのですが,国内からの多大なサポート等で3月20日に無事シドニーから成田空港へ飛行機で帰国することができました.
1年4ヶ月ぶりの日本はとても懐かしく感じました.
なかなか一言で表せないたくさんの経験をさせていただきました.
送り出してくれた仙台高専の皆さん,サポートいただいた国立極地研究所の皆さん,そして隊員の皆さんには心より感謝申し上げます.