出動記録
● 2005/07/26 (火) 仙台若林こども劇場 若林子供劇場夏まつり
 台風が近づき、雨あしが強まるあいにくの天気でしたが、仙台市若林中央児童館のホールには、台風を吹き飛ばしそうなくらい元気な歓声が広がっていました。液体窒素を使った実験の後、簡易分光器を使って、いろいろな光のスペクトル観察と偏光の実験について学んで頂きました。
当日のプログラム

  1. 液体窒素の実験
  2. 簡易分光器による光の実験
分光器実験の指導

  東北大学名誉教授
    近藤 泰洋 先生

学生アシスタント

  S5 佐藤 瑠栄、菅野 早紀、渡辺 威郎
● 液体窒素の実験

 今回の液体窒素実験は、以下の内容になります。
  • フィルムケース・ロケット
  • 液体窒素にバナナを入れてみる
  • 液体酸素、ドライアイスをつくる
  • 凍結ボール
  • 液体窒素に触ってみよう!
 フィルムケース・ロケットや凍結ボールの演示実験の他に、酸素や二酸化炭素を実際に極低温に冷やす実験をして頂きました。見えない気体を冷やすとどうなるのか、その不思議な現象を皆さんに体験して頂きました。
● 光のスペクトル観察と偏光の実験

 東北大学名誉教授の近藤先生をお招きして、光のスペクトルと偏光について、分かりやすく教えて頂きました。主な内容は以下の2つのテーマについて実験を行って頂きました。
  • 簡易分光器を使用したスペクトル観察
  • 偏光板を用いた光の実験
 光の実験では、小学生低学年を対象とした実験ということもあり、近藤先生のご説明の後、事前に準備した簡易分光器を使用して、白熱球、蛍光灯、Naランプ等の光のスペクトルを皆さんに観察して頂きました。同じ光のように見えても、そのスペクトルを観察することによって、実は単一の光であったり、たくさんの光が交じり合ったものであるかを、簡単に見分けることができます。

 また、偏光板による実験では、2枚の偏光板を組み合せることで、光が透過したり、光を遮ったりする現象から、光の性質について体験的に学んで頂きました。

 皆さん、分光器の箱を覗きこみながら、真剣に光の観察に取り組んでいる姿が、特に印象的な実験でした。
宮城工業高等専門学校
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