"マテ環"を知る〜マテリアルとミライ〜

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社会とミライを生み出すマテリアル

私たち人類が使うもの,すべての製品は「材料」=「マテリアル」でできています。製品は必要な性質をもち,それらに最適な調整をしたマテリアルが使われています。人々が安心して使うために,また環境保全のために,マテリアル分野の研究開発は一層重要度を増しています。次世代の自動車・航空機・建築材・電気電子部品・精密機械・スポーツ用品・エネルギー貯蔵・リサイクル技術など多様な分野の進化に,新たなマテリアルが求められています。

環境問題は国際的な重要課題であり,各国の行動が世界的に注目されています。2015年9月に開催された「国連持続可能な開発サミット」において「持続可能な開発目標:SDGs」が採択されました。その17の目標には,環境保全と持続可能な生産とエネルギーについて明記されています。SDGsの達成には,マテリアルの進化が大きな役割を果たします。例えば、環境負荷が小さく,リサイクル可能な新しいマテリアルを生み出すことによって、それまで問題となっていたマテリアルにとって代わり,大気汚染や地球温暖化への影響を軽減,さらに皆無にできる可能性を担っているのです。

◎デジタル社会変革のためのマテリアル◎

〜マテリアル イノベーション〜Innovation of Materials〜

近年,スマホなどを介して様々な情報と繋がるネット社会が定着し,もはや私たちの生活の一部となっています。このようなデジタル技術を支えるのは,ソフトウェア開発もさることながら,そのハードウェアを構成する材料=マテリアルが本質的な技術であり,マテリアルの高度な発展と新たな発見こそが,進化するデジタル社会変革に不可欠となっています。

◎環境と資源を約束するマテリアル◎

〜イノベーティブ マテリアル〜Innovative materials〜

環境保全と将来の資源確保は,人類の発展において絶えることのない課題です。私たちが使っている製品は,その製品に必要な機能を持った多種類の材料=マテリアルから出来ています。そのマテリアルすべてが環境対応であれば,環境リスクは最小限にすることが可能となるでしょう。マテリアルの研究分野には,地球と共に生きる人類が社会発展と環境保全の両立を現実にする未来を担う大切な役割があります。

◎社会創生に求められるマテリアルエンジニア◎

〜マテリアル イノベーター〜Innovator for Materials〜

このように,マテリアルの研究開発には大きな期待と責任があり,社会イノベーションのアップデートを生み出し,安全で安心な製品を供給できる研究者,技術者の育成が求められています。マテ環コースでは,様々なマテリアルに関する知識を学び,最新の研究機器を用いた実験体験と先端技術をテーマとする研究活動を通して,マテリアルと環境の両面で社会発展と環境維持に貢献できるエンジニアを育成します。