Ⅱ類|ロボティクスコース

機械・電気・材料系/名取キャンパス

FEATURE学びの特徴

朝,教室につく。講義を聞く。ノートを取り,テストに備える。
その繰り返し。

私たちは何を学んでいるのか。学ぶ理由とは,目的とは何か。
あらゆるモノが激しく変化するこの時代,働き方や生きてゆく道は多様化し,
技術は想像以上に発展した。
昔の人が時間を費やして溜め込んだ知識も,
スマートフォンから取り出すことができる時代だ。

だからこそ,私たちは学校に行く理由を見定める。
自らのやりたいことをとことん追求し,必要な活動を行う。
今こそ本当に必要な学びを得るべきだ。

自分の進む道を見出し,挑戦し続ける人(Pathfinder)を世界に送り出す。

ロボティクスコースでは,自分の将来に必要なコトを自覚し,自ら獲得し続けられる唯一無二のスペシャリストの育成を目指します。低学年では,学生のものづくりに対する純粋な興味を喚起し,専門知識を複合的に学ぶ「アクティビティ」にて基本的な電気回路・プログラミング・ものづくりのスキルを習得するとともに,課題に積極的に挑戦するマインドを養成します。高学年では,「社会価値の創出」をキーワードとして,高度な数学・物理を絡めた制御,外界認知・推定技術を学び,社会実装を視野に入れたプロダクト・サービスの研究開発を行います。その進路は,機械・情報系メーカーの設計開発を始め,あらゆる製造・サービス業に対応できるロボットエンジニアです。また,“やりたいこと”の実現に必要な大学編入や起業にも対応できます。

アクティビティ(工学基礎実験Ⅱ,ロボティクス実験Ⅰ〜Ⅲ)

自分の価値・将来をしっかりと考えるための授業です。この授業は,グループで実践的な課題(ロボット製作等)に取り組みます。授業時間を積極的に使って,課題に関しての調査やものづくり等を行うことができます。この授業で大事なことは,何をやりたいかを考えることです。それを実現するための技術や環境を提供します。

プログラミングⅡ

ロボットを動かすための命令の書き方について学ぶための授業です。この授業では,基本的なプログラムの記述方法について実践を通して習得します。また,最新の画像処理や人工知能(ディープラーニング)にも通ずる基礎的な知識についても扱います。

ロボット運動機構学Ⅱ

ロボットを自分の思った通りに動かす術を学ぶための授業です。この授業では,例えば「ロボットアームで遠くにある物体をつかもうとした際に,関節の角度をいくらにすれば良いのだろうか?」といった手先位置とロボットの姿勢の関係性を,運動学を用いて正確に導き出す術を習得します。

MOVIEムービー

Messageメッセージ

ロボティクスコース主任
中村 富雄

みなさんは,アイアンマンを作ってみたいと思いませんか?
AIと話してみたいと思いませんか?
このコースは,みなさん一人ひとりがもつ「わくわく」に真面目に向き合うことができます。
このコース一番の特徴は,「アクティビティ」という授業です。この授業は,ロボット技術を軸に自由な課題に取り組みます。

なぜロボットか?
それは,今の社会に一番求められている分野だからです。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)で世界は大きな変換点を迎えました。
新しいカタチのコミュニケーションを担うのは,ロボット・IT技術です。
ロボティクスコースでその技術を磨き,一緒に未来を作っていきましょう。

自分のやりたいことに自由に取り組めるコース。お金がかかるものでも企画が通れば予算もおります。遠隔授業時はslackやzoomを使用し円滑に授業が進められるように教員の方々がサポートしてくれました。研究室配属は4年生からですが,ロボは2年生から似たようなことができるところが魅力です。

ロボティクスコース2年 佐藤 英丞

勉強した知識や先生たちからのアドバイスを生かして,自身のやりたいことに専念できるコースです。

2017年4月入学 松田 七海

Laboratory研究室紹介

桜庭研究室

桜庭研究室では,学生さん自らがテーマを発案します。合言葉は「巨人の肩になんか乗らない」。テーマは多岐にわたります。「え,そんなの無理でしょ・・」と先生が思わず呟くテーマほど大歓迎。ロボットに関するテーマでは,「バドミントンロボット」,「トマト(オレンジやデコポンも)収穫ロボット」,「壁の向こうや相当離れたところから(もちろんケーブルを繋がないで)ロボットに充電する遠隔充電システム」など。新しい原理の発見につながったもの,特許になったもの,論文や学会に発表したもの,企業との共同研究に発展し実用化されたものも数多くあります。若い学生さんのアイディアで,不可能に挑戦し,確かなサイエンスとテクノロジーによって「新しい何か」を生みだします。

若生研究室

若生研究室では「光をあやつる」をテーマに,研究成果の実用化をゴールとして,多くの企業・大学と一緒に研究開発を進めています。実用化された共同研究成果として,超小型人工衛星やドローンに搭載して,地球上の見えない分布を見えるようにする「液晶波長可変フィルタ(LCTF)」や,プロジェクションマッピングを発展させて,動く物体に歪みなく画像を映し出す「Addressable Screen」などがあります。現在,自動車内の柱を透明化する,新方式のスクリーンも開発中です。