仙台高専広瀬キャンパスでは、教育研究技術支援室の職員が中心となり「出前授業」を企画・実施しています。これは、近隣の小・中学校や市民センターのイベントへ訪問し講義・実験を行うもので、科学への興味を誘うとともに、仙台高専をPRすることを目的としています。
 令和7年7月27日(日)、寺岡市民センターにて小学2~6年生(18名)と保護者を対象に出前授業「イライラ棒ゲームをつくってみよう!」を実施しました。
 イライラ棒ゲームは、コースに通したリングを、コースの端から端まで触れないように移動させるゲームです。もし、コースにリングが触れると、LEDランプとブザーの音で知らせてくれます。
 授業では、ゲームのルールについて説明した後、リングが接触したときに電気が流れるためにはどんな物を使えばよいか考えてもらいました。その後、電気が流れる物・流れない物について例を挙げて説明し、イライラ棒ゲームはどのような回路になっているかを紹介しました。製作に入ると、工具の扱いに戸惑いながらも熱心に作業を進め、児童全員が自分だけのイライラ棒ゲームを完成させました。
 実施後のアンケートでは、「おもしろい形のコースを作れてよかったです。また作ってみたいと思いました。」「イライラぼうの音がいい音でうれしかったです。」「小学生が飽きずに楽しめる授業・工作で、大人も一緒に楽しめました。」といった声が寄せられました。
 今後も地域の児童・生徒に対して、科学の面白さを伝えられる出前授業を目指していきます。

授業の様子
針金でのコース製作
ねじ締めの練習
完成したコースで遊ぶ様子