10月31日(金)、リベラルアーツ教育推進室(名取キャンパス)の主催により、令和7年度第2回リベアルアーツ講演会を開催しました。

 講師には鹿児島大学理学部教授の小山 佳一先生をお迎えし、「クレーンゲームで学ぶ物理学 ―社会に出たら理科は役に立たないの?-」を演題としてご講演いただきました。小山先生は『クレーンゲームで学ぶ物理学』の著者であり、テレビにも多数出演されるなど、幅広くご活躍されています。

 講演は名取キャンパス視聴覚室を本会場として実施し、その様子を広瀬キャンパス視聴覚室へ同時配信しました。さらに、名取キャンパス大教室をサテライト会場としたほか、Teamsを用いたオンライン配信を行いました。両キャンパスの本科1年生をはじめ、希望する学生や教職員が視聴しました。

 講演会場には、先生が所有されるクレーンゲームのアームや、ゲームで獲得された品物の一部が展示されました。学生たちは実験に参加したり、たくさんの解説動画を見たりしながら、クレーンゲームを通じて物理の考え方への理解を深めました。講演後には、講師を囲んで質問をする学生の姿が見られました。

 Formsによるアンケートでは、参加者の大多数から「とてもよかった・興味をもった」との回答が寄せられました。また、「好きだった物理がより好きになった」「わかりやすい言葉で話してくださりおもしろかった」「好きなものを専門的に研究するのはとてもおもしろいことだと感じた」「身近な遊びの中にも物理の原理が隠れていることに驚いた。これからは日常の中でも物理の考え方を意識してみてみたい」などの感想が寄せられました。

 講師の小山先生には誠に興味深い講演を賜り、厚く御礼申し上げます。

※小山先生にはご著書を頂き、ありがとうございました。なお、本校両キャンパスの図書館には、先生のご著者が複数冊配架されています。ぜひご利用ください。

会場の様子
小山先生
クレーンアームを提示する小山先生
挙手をする学生たち
実験の様子
終了後も講師に質問をする学生たち