第3回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第221回定例談話会兼)を開催しました
6月16日(月)、本校広瀬キャンパスのICTメディア教室において、株式会社 Odd-e Japan、株式会社 Pastoral Dog 代表取締役社長の江端一将様による「世界中で注目されている Agile とか Scrum の実話」と題する講演がありました。
システム開発や企業経営にアジャイルな開発手法を取り入れることは必須の課題となっています。アジャイル型とは一般的には、短期間でPDCAサイクルを回すことにより、迅速かつ適応的に開発を行うための軽装備手法群の総称と定義されています。すなわち開発対象を小さな機能に分割し、一つの反復で一機能を開発することを継続し、一つずつ機能を追加してゆく方法です。
しかしながらその根幹は、厳しく現状把握をするという部分にあります。作業工程の透明性を高めること、開発者間の直接的な意思疎通を重視すること、実際に動くソフトウェアで成果を評価することなど、間接情報や憶測を可能な限り排して、一つ一つの作業工程の質を丁寧に見極めていくことにその特徴・真価があると言えます。また経営という視点で見ても、世の早い流れについていける経営判断やプロジェクトの成功確率アップのためには、上記のような視点を取り入れることは極めて当然なことのように思えます。今回はこのような当たり前の視点が如何に重要か改めて認識を深めるよい機会になりました。
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