東日本大震災における行方不明者のレーダによる捜索

 3月9日(土)に、東日本大震災で41人が行方不明となっている名取市・閖上地区の砂浜において、地中に埋まっている物を見つけること ができるレーダで行方不明者の捜索が行われました。この捜索は、東北大学東北アジア研究センター長の佐藤 源之教授が新開発した広範囲を探索できるレーダや、本校所有の精査用小型地中レーダで行ったもので、本校からは園田 潤准教授、学生2名(専攻科2年小関勇気さん、電子工学科5年今野海航さん)と研究者やボランティア約10人が地中を捜索しました。
 
探査の結果、大小の金属板や木片が発見されました。今回は初めての探査でしたが、レーダで反応があった場所がいくつもあり、今後も継続して探査していく予定です。
 また、砂を掘るためにボランティアの方々に多大なる協力をいただきましたことをこの場を借りて感謝申し上げます。
 
 当日は、テレビ局からの取材もあり、その日のニュースで取り上げられました。
 なお、新聞社のホームページへのニュース掲載は次のとおりです。

  河北新報日本経済新聞毎日新聞産経新聞読売新聞
IMG_9560.jpg東北大が開発した8台の地中レーダを接続した地中レーダアレイ IMG_9437.jpg本校所有の精査用小型地中レーダ
IMG_9573.jpg約1mの深さで発見された変形した断熱材付き金属板と木板 IMG_9580.jpg約1mの深さで発見された梁と思われる木材