第14回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第216回定例談話会兼)を開催しました

 12月18日(水)、広瀬キャンパスのICTメディア教室において、NTTコムウェア株式会社の渡辺昌寛様による「技術を持って外に出よう―ユーザインターフェイス最新動向―」と題する講義がありました。
 システムのユーザインターフェイス(User Interface, UI)構築の基本コンセプトは、人が考えなくても説明なしで分かる明快さや、UIを人間の利便性に合わせていくということです。GUI(Graphical UI)はその一例ですが、触覚などにうったえる、より直観的なインターフェイスとして、TUI(Tangible UI)という方法が考えられています。たとえ情報化が高度に進んでも、人間はモノの方が最終的に取り扱いやすいので、デジタルと現実世界をうまく往来することが重要です。Music BottleやMagic Eraserなど、MITでの研究を例示しながら、情報と物質の行き来する最先端のUIをご紹介いただきました。
 渡辺様は本校の前身である仙台電波高専の情報工学科を平成6年度に卒業されているということもあり、会社での仕事やMITへの留学経験を踏まえて、後輩達に有益なメッセージを下さいました。自分の実力を継続的に高めていくためのモチベーションを自然に持たれていることがお話の端々からうかがえました。

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