第8回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第226回定例談話会兼)を開催しました

 8月4日(月)、本校広瀬キャンパスのICTメディア室において、宮城県立ガンセンター研究所の佐藤郁郎様による「平行多面体・高次元図形の幾何学」と題する講義がありました。これは前回の続きとなるものです。
「平行多面体は表裏逆転変身可能であるか」という問題を考えると、5種類の平行多面体のどの2種類も互いに変身可能です(http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/koramu/4803_p2.htm に解説があります)。さて、空間充填立体と関係が深い準正多面体は13種類ありますが、その頂点、辺、面の数を数えるのは間違えやすいものです。そこで「高次元準正多胞体の胞数や超体積を求めるアルゴリズムはあるか」という問題を考えると、一見難しそうですが意外に簡単に解けてきれいな公式が得られるというお話でした。
 前回に続き、立体幾何学や高次元幾何学には身近で興味深い問題があり、それらに意識を向けるいい機会となりました。

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