第8回専攻特別講義(第267回定例談話会兼)を開催しました。

 平成29年11月22日(水)、本校広瀬キャンパスICTメディア教室において、高エネルギー加速器研究機構の田中真伸教授による「加速器科学とその周辺:科学を開拓する技術」に関する特別講義が専攻科生を対象に実施されました。
 田中教授には、加速器がどのようにしてできているか、加速器で何を研究しているかなど、加速器科学の基礎についてお話しいただきました。日本の加速器研究は、世界でも最先端の研究であり、加速器科学が関連する分野は基礎科学から医療応用まで多岐にわたる重要な研究分野であることを紹介いただきました。こうした世界最先端の装置は、様々な分野の研究者、技術者の知恵や技術を結集して研究開発が行われており、高専で学んだ知識が至る所で使われていること、基礎科学の分野は工学の分野とそれほど遠くないところにあるということを、専攻科生が学ぶ良い機会となりました。
 本特別講義を通して、工学、産業分野だけでなく基礎科学の分野においても若手の技術者が必要とされており、基礎科学の分野が専攻科生の進路選択の1つに成り得ることを学ぶことができました。

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田中教授による講義の様子