平成30年2月24日(土)に, 東北学院大学多賀城キャンパスで開催された、平成30年東北地区若手研究者研究発表会「音・光・電波・エネルギー・システムとその応用」において、本校の4名の学生がポスター発表にて優秀発表賞を受賞しました。受賞した学生と発表題目は以下の通りです(括弧内は指導教員名)。

○専攻科情報電子システム工学専攻2年 常前勇太 
「エリア放送向け放送コンテンツ生成システムのスケジューリング機能実装」(脇山俊一郎)
 本研究は、2次利用可能なインターネット上の公開情報を放送素材として、それらの組み合わせで放送コンテンツを生成・送出するシステムの開発を行っているものであり、そのアイディアとオブジェクト指向での設計・実装が優れていると評価されたものと思われます。

○専攻科生産システムデザイン工学専攻2年 朝倉芽生
「高分子電解質材料を指向したセルロースナノファイバーゲルの合成」(佐藤徹雄)
 本研究は、セルロースナノファイバー(CNF)の高分子電解質としての活用を目的として、CNF表面に存在する解離基と架橋分子とのイオン結合に基づくゲル化について検討を行ったものであり、ポスター発表時の明快な説明と的確な受け答えが評価されたものと思われます。

◯知能エレクトロニクス工学科5年 奥山寛太
「バックパック型動作付け機構の開発」(末永貴俊)
 本研究は、プラモデルをコミュニケーションロボット化する手段として、バックパック型の動作付け機構の開発を行っているもので、外骨格システムを導入することでプラフスキー粒子を使わずにガンプラバトルを実現する手段となり得る研究です。プラモデルの外観を損なうこと無く両手・両足・腰の動きを実現した機構の独創性と動画によるデモンストレーションが評価されたものと思われます。

○専攻科情報電子システム工学専攻2年 細矢涼平
「雲スクリーンの積層による体積表示型ディスプレイに関する研究」(那須潜思)
 本研究は、空間に光点を積み重ねて立体像を表示する体積表示に関して、エタノールガスを満たした薄型容器内に圧力変化を与え、気体と液体微粒子との間の状態変化よって透過と散乱を切り替え可能なスクリーンとして利用するアイディアの検証実験を行ったものです。プロトタイプの試作から基本特性の測定までを行ってまとめているところが評価されたものと思われます。