平成30年6月19日(火)、仙台市立虹の丘小学校4年生(2クラス、59名)とその保護者を対象に「液体窒素の実験 -196℃の世界」と「ペットボトルでいろんな実験」の2つのテーマで出前授業を実施しました。
 仙台高専の紹介や7月開催のオープンキャンパスの案内をした後、2つのブースに分かれて30分交代で両方のテーマを受講してもらいました。「液体窒素の実験 -196℃の世界」のブースでは、液体窒素を目の前で観察してもらい、温度計を液体窒素の中に入れて温度を測りました。その後、ゴムボールや風船を液体窒素の中に入れたらどうなるか、といったクイズを出題し、実際に実験をして答え合わせをしました。「ペットボトルでいろんな実験」のブースでは、空気に重さやエネルギーがあることをスライドで説明し、身の回りで「空気」を利用したものを全員で考えた後、ペットボトルを使って雲をつくる実験や、空気入れを使ってペットボトルロケットを飛ばす体験をしてもらいました。どちらのブースでも、児童は興味津々で授業を受けている様子でした。
 出前授業の最後には、児童とその保護者にアンケートを記入していただき、「理科がとても好きになりました。」、「実験を自分でやったり見たりできて楽しかった。」、「子どもたちと一緒に実験ができて楽しめました。」、「理科・科学を身近に感じられて良かったです。」といった感想をいただきました。
 仙台高専広瀬キャンパスでは教育研究技術支援室のメンバーが中心となり、理科に興味を持ってもらうことと仙台高専のPR活動を目的として、近隣の小・中学校を対象とした出前授業を企画・実施しています。今後も出前授業を通して、地域の子供たちへの理科教育を推進していきます。

       液体窒素を間近で見ている様子

        液体窒素に風船を入れる実験

        空気の重さを確認する実験

      ペットボトルロケットを飛ばす体験