平成30年7月14日(土)、仙台市加茂市民センターで行われた、まるごとチャレンジキッズのイベントで「液体窒素の実験-196℃の世界」と題して小学校4~6年生の参加者17名に出前授業を実施しました。
 仙台高専の所在地及び特色を紹介した後、まず参加者に普段目にすることのない液体窒素を間近で見てもらい、温度の測定や蒸発する様子を観察してもらいました。次に液体窒素を浸み込ませたスポンジをビニールの袋に入れて口を閉じるとみるみる袋が膨らむ実験を行い、液体から気体になるときの体積の変化を観察してもらいました。さらにゴム風船を液体窒素に入れる実験を行い、逆に気体から液体になると容積が減る様子を観察してもらいました。他に「ゴムボールを液体窒素に入れたらどうなる?」、「炭酸のペットボトルを凍らせてはいけない」などの実験も行いました。
 参加者のアンケートからは「えきたいちっそ という名前しか知らなかったけど、どんなものかわかってうれしかった。」、「むずかしい言葉がたくさんあってむずかしかった。」、「学校の理科よりとてもたのしかった。」と言った声が聞かれ、出前授業を受ける前より理科への興味が増したという回答をたくさんいただきました。
 仙台高専広瀬キャンパスでは、教育研究技術支援室のメンバーが中心となり、理科に興味を持ってもらうことと仙台高専のPR活動を目的として、近隣の小・中学校を対象とした出前授業を企画・実施しています。今後も出前授業を通して、地域の子供たちへの理科教育を推進していきます。

         液体窒素の実験風景1

          液体窒素の実験風景2

          液体窒素の実験風景3