平成30年9月2日(日)、広瀬キャンパスICTメディア室において、主に重度肢体不自由児と関わっている一般市民を対象とした、第2回重度肢体不自由児のためのICTを活用したコミュニケーション支援講座を開催しました。
 本セミナーは、本校の竹島久志教授の研究室で開発を進めている「重度肢体不自由児のためのコミュニケーション発達支援システム」に関する研究の一貫として開催したもので、共同研究者である熊本保健科学大学 佐々木千穂准教授によるコミュニケーション支援方法に関する講演、竹島久志教授による支援システム紹介、重度肢体不自由児のコミュニケーション支援に関する事例検討会が行われました。特別支援学校教員、リハビリテーションセラピスト及び重度肢体不自由児の保護者など計55名の参加があり、本校の学生も9名が参加しました。
 本セミナーの開催により、重度肢体不自由児のコミュニケーション発達支援の方法と理論の理解及び本校で開発した支援システムが周知され、参加者各自の今後の活動に役立つことが期待できます。竹島研究室では、今後、支援システムの試用評価を進め、より有用なシステムの実現を目指していきます。
 なお、本セミナーは、楽暮プロジェクト(宮城にAACとATを広める会)及び熊本保健科学大学地域包括連携医療教育研究センター(ちいき楽暮)の協力により実現することができました。この場を借りて感謝申し上げます。

セミナーの案内チラシ

 

講師の佐々木千穂氏

 

講演の様子 支援システム紹介の様子