平成30年9月17日(月)、鹿児島大学 郡元キャンパスで行われた「Chem-E-Carトライアルコンテスト2018」で、マテリアル環境工学科3年の大塚七聖さん、狩野元弥さん、宮本克典さん、吉永悠久さんの4名と、東北大学 阿尻研究室の大学院生及び大学生の合同チームが3位に入賞しました。
 Chem-E-Carとは、化学反応を動力として走行・停止するケミカル・エンジニアリング・カーのことで、制御には化学反応の試薬量や濃度、反応時間などの精密な取扱いが必要とされます。学生たちは、夏休みが始まる前から、熱で走行するマシン「ペルチェカー」の開発に取り掛かり、東北大学の先輩方と一緒になって様々な工夫を凝らしながら、1か月以上の実験やテスト走行を繰り返した後、コンテストに臨みました。
 マシンに150gの重荷を載せ、合計2回走行させ、規定距離の9.5mにどれだけ近いところで止まれたかで順位が決定する競技方式のもと、本チームは大きなトラブルもなく、京都大学チームの9.48m、鹿児島大学チームの9.13mに続き、8.14mの距離を記録しました。学生たちには、この経験を活かして次回コンテストでは更に高い順位を目指してほしいと思います。
 本チームが製作した「ペルチェカー」は化学反応で発生した「熱」を利用して走行可能なマシンであるため、将来的には、車の廃熱からエネルギーを取り出す機構への応用が期待できます。本校では、これからもケミカル・エンジニアリングの発展に貢献していきます。

コンテストの様子

 

東北大・仙台高専合同チームの集合写真

 

表彰状 福村校長への受賞報告