平成30年9月20日(木)、東北大学川内キャンパスで開催された日本金属学会2018年秋期講演大会において、吉田草太さん(マテリアル環境工学科3年)、吉田梨那さん(マテリアル環境工学科3年)が「第16回 World Materials Day Award 第3部門賞」を受賞しました。
 これは材料系国際学協会連携組織であるIOMMMS(International Organization of Materials, Metals and Minerals Societies)が材料系分野のプレゼンス向上のため、国際連携活動の一環として毎年11月の最初の水曜日をWorld Materials Dayに制定しており、この日に材料に関する知識とその重要性を社会や若者に啓発する活動に貢献した学生を世界各地で顕彰しているものです。
 マテリアル環境工学科では、課外授業として学生自身が知りたいと思ったことを題材に、その問題を解決する実験方法などを専門の教員の協力を得ながら主体的に学ぶ材料教育プロジェクト「プレラボ」を行っています。本大会では「金属の性質を“暗記する”から“理解する”へ~中学校では教えてくれない自由電子を添えて~」と題した発表を行い、中学生に金属の魅力を伝えたいという目標のもと、熱で色が消えるペンを活用して金属の熱伝導を視覚的に確認できる新しい理科実験などを提案した取り組みが高く評価され、見事受賞に至りました。
 賞状の贈呈は、受賞者の所属機関長からWorld Materials Day当日に贈呈することになっており、受賞した2名の学生は、指導に当たった伊東航准教授とともに、11月7日(水)に福村校長から賞状を贈呈され、併せて受賞内容の説明と報告を行いました。

当日の発表の様子 福村校長へ受賞報告