平成31年3月に、総合工学科 森真奈美助教が平成30年度トーキン科学技術振興財団のトーキン財団奨励賞を受賞しました。
 この賞は、1990年、トーキン(白石市)の設立50周年を記念して設立され、工学分野で優れた成果があった宮城県内の若手研究者を表彰するものです。森助教は研究テーマ「患者への負担軽減を目指した生体用金属材料の耐久性向上に関する研究」について同賞を受賞しました。
 本研究は塑性加工を利用した生体用Co-Cr-Mo合金の組織・特性制御に関するもので、独自のコンセプトに基づいて熱間加工プロセスを設計し、従来手法の問題点である耐食性の低下を克服した高強度材の開発に成功したものです。本成果は実機プロセスへも応用され、人体に対して安全で、再手術による患者の負担が小さいインプラントの実現に大きく貢献できると期待されています。

森真奈美助教 生体用Co−Cr合金における新規プロセスの
提案と強化メカニズムの解明