建築デザイン学科では、第一線で活躍している建築家を招致した特別講義を定期的に行っており、今年度は6月6日(木)、井上貴詞氏の特別講義を名取キャンパス視聴覚室において開催しました。
 井上氏は山形を拠点に活動されている若手建築家で、これまでグッドデザイン賞、東北建築賞、JIA東北住宅大賞2018等を受賞されています。特別講義では、老朽化した既存建築を再生させるリノベーション作品4点について解説していただき、会場からは熱心な質問が寄せられました。
 土地や建物の歴史を紐解き、時代にあった暮らし方や新しい価値を提案する作品からは「未来に残し、引き継ぐこと」と「新しくつくり加え、ととのえること」について思考を巡らせ、今後の設計・まちづくり活動を考える上で示唆に富む内容でした。