仙台高等専門学校では教育研究技術支援室の職員が中心となり、理科に興味を持ってもらうことと仙台高専のPR活動を目的に、近隣の小・中学校や市民センターのイベントに講師を派遣し、講義や実験を行う「出前授業」を企画・実施しています。
 令和元年度3回目は、7月31日(水)に名取市ゆりが丘公民館の「集まれ!小学生 夏休み体験教室」のイベントで「液体窒素の実験 -196℃の世界」と題して小学校1~5年生の参加者とその保護者の32名に出前授業を実施しました。
 出前授業の初めに、広瀬キャンパスと名取キャンパスの立地について説明し、授業風景などを紹介しました。その後、「-196℃」という超低温の液体窒素について、「液体窒素とはどんなものか?」、「風船やゴムボールを入れるとどうなるか?」、「液体窒素が窒素ガスに変わるとどうなるか(状態変化するとどうなるか)?」といったクイズを出題し、その答え合わせとして実験を行い、不思議な現象を観察・体験してもらいました。
 出前授業の最後に、参加者のみなさんにアンケートにご協力いただき、「えきたいちっそのことがいっぱいしれてよかったです」、「今まで知らなかったことが分かり、すごく楽しい1時間ちょっとでした」、「これから理科べんきょうにいかしたいです」などの感想をいただきました。
 今後も出前授業を通して、地域の子供たちへの理科教育を推進していきます。

液体窒素の説明 液体窒素を間近で見ている様子
液体窒素に風船を入れる実験 窒素の状態変化を体験している様子