令和元年11月16日(土)、名取キャンパス多目的会議室において、本キャンパス・リベラルアーツ推進室の教員による連続公開講座「元号/改元にまつわるエトセトラ」が開催されました。
第3回は、リベラルアーツ推進室室長の千葉幸一郎教授に「〈明治100年〉の文学者たち」というタイトルでお話をいただきました。〈明治100年〉にあたる1967年、当時の人々にとって「明治」がどのような近さ(遠さ)にあって、いかなる把握がなされていたのか、その複雑に交錯する様子を当時の記事を手がかりに、わかりやすく、時にコミカルに示していただきました。
受講者の方からも「明治百年祭について深く考える機会となりました」などの好評の感想が多く寄せられました。特に千葉教授が手掛けられた「『〈明治100年〉の文学』関連年表」は、「明治100年祭」を巡って三島由紀夫、安部公房、司馬遼太郎などの文学者たちがどのような動きをしたのか、その考察の手がかりをつかむための大変刺激に富んだ資料であり、受講者から様々な意見が出されました。
11月1日から始まった本講座も次回で最終回となります。第4回は11月22日(金)18時より、JR名取駅東口の増田公民館講義室において開催します。講演者は本キャンパスの油座圭祐准教授、題名は「柳田國男と大嘗祭」です。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
公開講座詳細: https://www.sendai-nct.ac.jp/wp/20191001-2/
受講者に語りかける千葉教授 | 「明治」のイメージは? |