令和元年11月8日(金)、総合工学科長谷部一気准教授が石田實記念財団研究奨励賞を受賞しました。
 この賞は、環境、システム及び工学一般分野において情報通信に関連する研究及び開発を行う学術研究機関の研究者及び教育者の研究成果(現在、研究中のテーマ含む)に対する業績を称え、また今後の情報通信産業の進歩発展への貢献に期待し贈呈されるもので、研究テーマ「双曲四元数幾何に基づく量子情報、光学の理論的枠組の拡張に関する研究」で、同賞を受賞しました。
 長谷部准教授は、近年情報伝達分野で脚光を浴びている伝達能の高い「スクィーズド光」を拡張する理論的研究を行い、既存のスクィーズド光の2倍のモードを記述する新たな理論形式を構築しました。その理論は次世代の大容量通信への応用に資すると期待されています。

贈賞式で研究発表する長谷部准教授

既存の2次元双曲幾何の枠組みを4次元双曲幾何に拡張し、
2倍のスクィーズド光を記述する理論を構築