令和2年6月12日(水)に、総合工学科森真奈美准教授が一般社団法人日本塑性加工学会2020年度(第55回)学会賞の新進賞を受賞しました。
 この賞は、昭和57年度より一般社団法人日本鉄鋼連盟からの学会賞基金による賞で、塑性加工分野における学問または技術に関して発展性に富み、将来に活躍が期待される新進気鋭の研究者を表彰するものです。森准教授は研究テーマ「生体用Co-Cr合金の塑性加工と高強度化に関する研究」について同賞を受賞しました。
 本研究では、人工股関節等の整形外科用インプラントをはじめ、歯科材料等に使用されるCo-Cr系合金を対象とし、生体医療機器の耐久性を向上するために必須な高機能化を目的とし、主に力学特性や塑性加工性の観点から研究を行ったものです。得られた成果は、人体に対して安全で、再手術による患者の負担が小さいインプラントの実現に大きく貢献できると期待されています。

賞状