令和2年8月に、本校総合工学科森真奈美准教授が共同研究を行った「金属3Dプリンターを用いたハイエントロピー合金の耐食性向上」に関する研究成果が東北大学よりプレスリリースされました。

 ハイエントロピー合金は異なる5種類以上の元素を同程度ずつ含む多成分合金であり、従来合金にない特異な材料特性を示すことから、世界中で大きな注目を集めています。一方、3Dプリンターは既存の製造プロセスでは困難な複雑形状の造形が可能な革新的な製造技術として社会実装も急速に進んでいます。
 森真奈美准教授は、東北大学金属材料研究所の山中謙太准教授、千葉晶彦教授との共同研究において、金属3Dプリンターを用いて作製したハイエントロピー合金において既存材を上回る優れた耐食性が得られることを見出しました。
 本研究成果は、過酷な腐食環境で使用される金属部材の安全性や信頼性向上への貢献や金属3Dプリンターを用いた新材料開発への展開が期待されます。
 本研究成果は、2020年8月11日(英国時間)にNature Publishing Groupが発行するnpj Materials Degradationにオンライン掲載されました。

記事の詳細は、東北大学HPに掲載されています。
hthttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/08/press20200831-01-3D.html