令和6年5月10日(金)に第23回インテリジェント・コスモス奨励賞及び第6回東北文化奨励賞授与式がホテルメトロポリタン仙台にて開催され、本校総合工学科德竹亜紀子准教授がインテリジェント・コスモス東北文化奨励賞を受賞しました。
 この賞は、東北が生み出した文化の独自性と先見性を発見又は体系化して、内外に発信する優れた研究・活動の実績に対して贈られる賞で、受賞者が1~2名のみとなっております。
 德竹准教授は博士(文学)をもつ歴史学を専門とする教員で、「算額」と呼ばれる和算の問題・解答法を書いて寺院や神社に奉納した絵馬の一種を調査・研究しており、同賞は研究テーマ「算額の調査を通じた南東北の和算文化の研究」で受賞しました。
 本研究では、数学を教育・研究する総合工学科谷垣美保准教授と連携して、宮城県を中心として岩手県南部を含む南東北に残存する「算額」を調査し、和算という学問分野の広がりや地域間の学問的交流の様相を明らかにすることを目的とし、「算額」を地域の財産として周知し、地域の歴史を掘り起こすことを目指しています。

授与式(右:德竹准教授)
授与式でのスピーチ