総合工学科園田潤教授の研究成果を基に山形県酒田市飛島で起業したテックアイランド合同会社が東北テックグランプリ2024ファイナルに出場し、企業賞(ロート製薬株式会社賞)を受賞しました。
 東北テックグランプリ2024は、科学技術によって世界を変えるスタートアップを東北から生み出す目的で開催されたもので、2023年に続き2回目の開催となります。2024年にはエントリーしたチームから書類選考を経て12チームがファイナルに進出しました。
 11月23日(土)にアーバンネット仙台中央ビルで開催された東北テックプラングランプリファイナルでは、園田教授が情報通信研究機構NICT委託研究や文部科学省科学研究費補助金の研究成果として「AI・ロボットによる課題解決を離島から世界へ発信」のタイトルで発表しました。飛島は高齢化率80%にもなる人口減少が顕著な離島で、海ごみやインフラ維持など多くの課題があります。企業賞はこれまでの園田教授グループの飛島における様々な実証実験が評価され、2023年に続いての受賞になりました。
 スタートアップ育成に向けた政府の取り組みも加速化しており、全国高専56校でも文部科学省の高等専門学校スタートアップ教育環境整備事業が実施されています。今後もスタートアップ創出や研究成果の社会実装および事業化に取り組み、その成果を教育研究に展開していきます。

東北テックプラングランプリ2023
https://ld.lne.st/tohoku/tp_tohoku2023/
東北テックプラングランプリ2024
https://techplanter.com/tohoku/2024/
酒田市飛島における研究活動の新聞報道例
https://www.asahi.com/articles/ASP5N6SJ5P2MUZHB009.html
https://www.asahi.com/articles/ASR3Z6WCTR3SUZHB001.html

ファイナル会場の様子
企業賞(ロート製薬式会社)の賞状