令和元年12月9日(月)、広瀬キャンパスICTメディア室において、「食育とカフェインについて」と題した食育セミナーを開催しました。
 今回のセミナーは、広瀬キャンパスの遠藤尚美薬剤師を講師に招き、一人暮らしを目前に控えてきた5年生や専攻科生を対象に開催しました。
 現代の食事は、カロリーは足りているのにミネラルやビタミンが不足する新型栄養失調を引き起こしがちだが、野菜そのものの栄養分の減少や調理済み食品及び食品添加物の増加が原因として挙げられること、不足するミネラル分などを補うためには伝統的な和食が適していることなどの説明がありました。また、カフェインは、コーヒー、紅茶、緑茶及びチョコレートのような嗜好品だけでなく、頭痛薬や風邪薬等の市販薬にも含まれていて、一定量を超えて摂取すると、神経過敏やイライラ感につながったり、中毒になる可能性があるので、注意が必要であることの説明がありました。さらに講義の中で、アンケートを利用して自分が一日にどのくらいのカフェインを摂取し、それが適量かどうかのチェックも行いました。
 現代は、食べたい飲みたいものをある程度自由に手に入れられる環境にあります。買い物をする際は、一度品質表示を見るなどし、今回のセミナーを思い出してほしいと思います。