第6回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第208回定例談話会兼)を開催しました

 6月19日(水)、本校広瀬キャンパスのICTメディア教室において、東北大学名誉教授の宮﨑照宣先生による「スピントロ二クスとは?―スピンの直観的理解―」と題する講義がありました。
 宮﨑先生は隆盛著しいスピンエレクトロニクスの世界的権威です。また20年に渡って電子工学科の非常勤講師をお引き受けいただいております。今回は磁性材料からトンネル磁気抵抗効果まで、初めてご専門のお話をして頂きました。
 磁性材料や磁気と電気の高度な複合技術は、私たちの身の回りの電子デバイスには欠かせないものです。日頃、情報通信技術を専門としている私たちにとっては馴染みが薄いですが、新しい物質の発見や役に立つ材料開発は、いつでも技術社会を下支えする非常に重要な分野であることが講義では強調されました。また東北大学初代総長の本田光太郎先生の伝記を引き合いに出され、今やるべきことは何か学生へのエールも頂きました。旧学科カリキュラムが今年度最後ということで宮﨑先生の講義が終わってしまうのが残念ですが、今後とも陰ながらのご指導を頂けましたら幸いです。

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