公開講座「ラジオで学ぶ電波の世界」を実施しました
8月4日(日)に、情報ネットワーク工学科主催の中学生を対象とした公開講座「ラジオで学ぶ電波の世界」を実施しました。本講座はラジオを題材に、電波の性質や電子工作、ラジオ受信の楽しみ方を学ぶもので、昨年10月に引き続き5度目の開催となります。この日は13名の中学生に参加していただきました。
午前中は、電波の不思議を学んだり、携帯ラジオを使って屋内外での放送の聞こえ方の違いやAM放送送信所の方向を探ったり、AM送信機による電波通信の実験を行ったりしました。午後は、抵抗やコンデンサなどの部品を基板にハンダ付けして簡易ラジオを作りました。自家製アンテナを製作してラジオ放送の受信が良くなるように工夫する実験を行ったり、夜22時における国内・海外の中波帯の受信を擬似体験したり、受信報告書を放送局に送付してベリカードを取得する方法を学んだりしました。
翌日5日(月)には、本講座のオプションとして放送局見学会を実施しました。こちらも昨年10月に引き続き2回目の企画で、11名の中学生および本校の学生と4名の教員が東北放送㈱の八木山局舎と荒井ラジオ送信所を見学しました。八木山局舎では、ウォッチン!みやぎのテレビスタジオを見学して、普段では触れないテレビカメラを操作することができ、貴重な体験ができました。その他にも、ラジオスタジオ、ラジオマスターを見学して、実際にラジオCMを収録しているところやラジオ番組が実際に作られているところを見たり、制作した番組を送信所に送る仕組みを勉強したりしました。荒井ラジオ送信所では、およそ100メートルの巨大アンテナや出力20kWの電波を送信するための設備、災害でも放送を止めないための二重化対策や自家発電設備など、普段なら見学できない場所を見ることができました。
前回以上に盛りだくさんの内容で、参加者のみなさまに大変満足していただけたようです。
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