第14回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第201回定例談話会兼)を開催しました
1月9日(水)、本校広瀬キャンパスのICTメディア教室において、NECインフロンティア株式会社の中村和明様による「通信技術の発展と技術者としての役割」と題する講義がありました。
この20年で無線通信方式が非常に発展してきており、携帯端末などは既になくてはならないものとなっています。利用者の着実な増加の一方で、スムーズなデータ送受信のためには、通信方式の多重化や多元接続は技術的に重要な課題です。講義では、無線の搬送波に対するデジタル変調の方法が述べられました。特に、搬送波の利用可能な周波数帯域を有効に扱うために、スペクトラム拡散・QAM・CDMA・OFDM などの要素技術によって、どのように搬送波の多重化が実現されるかが述べられました。また、研究者・技術者・技能者という区分の中で、高専学生の目指す技術者資質についてもお話がありました。
中村様は本校情報工学科10期のご卒業ということもあり、ご自身の経験も交えた学生達へのエールも頂きました。
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