第13回専攻特別講義Ⅰ、Ⅱ(第215回定例談話会兼)を開催しました

 11月27日(水)、本校広瀬キャンパスのICTメディア教室において、北陸先端科学技術大学院大学の前園涼准教授による学校説明会がありました。この説明会は例年行っているものですが、本年度講師の前園先生は沼津高専ご出身ということもあり、単なる学校組織の紹介ではなく、戦略的に進路選択することの必要性を、高専生の立場に立ってご説明下さいました。本校専攻科及び5年生の進学状況を見ていると、東北大や技科大など、地元であること・教員のつながり・過去の卒業生の主たる進学先である、と言った理由などから進路選択をすることが多いように見受けられます。しかしながら、特に大学や国立機関は、基礎研究を主体として教育研究活動を展開していますので、目先の技術・既存の分野だけでなく、これから伸びる分野や新しい分野を見抜いてチャレンジしていくという進学目的・意識がもっと強くあってもよいと思います。その点は高専生にとって意識が欠けている部分のように思います。大学生に比べて早く研究室配属がなされるので専門意識が早く芽生えることや確実にラボワークがこなせる経験値は、好評価であると同時に過度の保守性には注意しなくてはならないとコメントも頂きました。北陸先端大はチャレンジ精神に答えてくれるような組織運営を展開しているようですので、進路選択の一つの案として有望なのではないかなと感じました。
前園先生のユニークなキャラクターでお話も非常に面白く、学校説明会というよりは、非常に一般的な進路選択の要点がクリアに分かる時間となりました。

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